「……そんな話はこの仕事に携わって初めてです。その話は週刊誌に載るレベルですよ。」
2018年9月、私の個展に向けて新聞記者と打ち合わせをした。ついでにこの事件のことも話した。
2016年8月の事件にはたくさんの実在人物がいる。哲学青年、そしてこの後登場する魔術師の医者、彼らもこの世に存在する。だから公言はできないと判断した。だけど、伝えたい。私独りでは抱え込めない事件なのだ。あまりにも重荷で私独りでは心に収まりきれない。苦しんだ。
神の赦しを求めて私はこの小さなブログで書くことを決意した。もともと人形ブログなのにどうしたの?と疑問をもたれる読者もいるだろう。この件においては許してください。このエピソードは急いで書いています。書ききったら元の穏やかな人形ブログに戻します。