ナベツネさん、元気です!! 巨人・山口寿一オーナー(61)が28日、今夏に自宅で転倒し、頸椎(けいつい)を折って入院した読売新聞グループ本社・渡辺恒雄主筆(92)の現状について説明し、ネット上を騒がせた死亡説を「デマ」だと断言。22日に出社していたことを明かした。東京都内で開かれたオーナー会議後に取材対応した。
「先週、会社に出てきました。非常にデマが流れて、うちの新聞社にも取材が殺到した。全くのデマなんだよね。亡くなったということもあり得ないし、危篤ですらなかった状態で、事実とは全く違う方向の情報が流れた」
迷惑千万だった。誤情報が流れたのは今月中旬。その際、本社側は退院に向けた準備として、外出の予定を組んでいた。出社の計画を立てている最中の出来事だった。
渡辺主筆は今後、しばらくは病院と会社の往復になるという。山口オーナーは「退院しようと思えばできるけど、これから寒くなる季節だから、全身管理をきちんとするということです」と強調した。
政界、財界に太いパイプを持ち、球界を支えてきたパワフルな総帥。病室から、読売本社のある大手町から、まだまだ存在感を発揮する。 (川本光憲)