佐々木靖彦氏(@yasuFX)による開発委託費未払いの件について

2018年2月に発生した佐々木靖彦氏(@yasuFX)による一連の騒動について、現在までに判明した確定情報を掲載したいと思います。
本件は今まで静観の立場を取ってきましたが、佐々木氏が開発委託費の支払いに応じない姿勢を見せ続けていることから記事の公開に至りました。

概要

Twitterで2万人近いフォロワーを集め、著名トレーダーとして活動していた佐々木靖彦氏(@yasuFX)が、今年2月に多額を借金を抱えて逃亡していることがリークされました。
彼は、自身の金融資産を3桁億円と称し、界隈に対して積極的なブランディングを行っていましたが、彼の資産や実績等が全て偽りだったことが露わになり、活動休止に追い込まれる結果となりました。
佐々木氏は、昨年の8月にFXのインデックス取引を視覚的に行うための補助ツールである”KYトレードEA”を公にしたのを皮切りに、大手投資情報紙であるダイヤモンドZAiに取り上げられるなど大きく注目を集めていた中でのスキャンダルであり、私自身もこの騒動に巻き込まれる形となりました。

時系列

私と佐々木氏の間では、先ほど取り上げた”KYトレードEA”の開発委託契約がありました。
昨年の8月頃、同氏より「インデックス取引を行うためのGUIを搭載した発注補助ツールの開発を行ってほしい」との依頼を受けました。
彼はプログラミングの知識が無かったものの、このツールを自身のブランディングに活かしたいとの強い思いがあったようで、「表向きの開発者を佐々木氏とする」ことで委託開発に同意しました。
当初は売り切りという形で販売し、利益の大部分をこちらが受け取るとの条件でしたが、開発に着手して間もなく、特許の問題から販売が難しいとの連絡があり、条件の変更が必要になりました。
そこで、特許元(国内FXブローカー A社)と強い資本関係がある海外ブローカー B社からホワイトラベル提供を受けることで新しくブローカーを設立し、そのブローカーの顧客限定で独占的にKYトレードEAを提供することで継続的な利益を得るのはどうかと佐々木氏より提案を受けました。多少の不可解な点は感じましたが、私自身も後者のほうが最終的な利益は大きいと考え、本内容で合意に至りました。
佐々木氏は、A社とコネクションがあり自身も海外ブローカーを営んでいるとされるM氏と協力しブローカーの設立を進めていたとされますが、昨年の12月頃から進捗の報告が全く無くなり、この話が有耶無耶になろうとしていました。
そのような状況で2ヶ月が過ぎようとした時、唐突に私の知人から、「佐々木氏が知り合いからお金を借りたまま逃亡している」との連絡が入りました。
間もなく借金の件が事実であると判明したことで、私は以前から佐々木氏に裏切られていたのではないかと思い、強い憤りからいわゆる「適時開示ツイート」を含む一連の経緯の公開(*1)を行うに至りました。

*1

その後の対応について

私がこの件を公にして間もなく、佐々木氏より謝罪の連絡(*2)が入りました。(個人情報が含まれる箇所はマスキング加工しています)

*2





借金の理由や、「記事のネタになる」との発言は、到底理解が及ばないものではありましたが、周りに迷惑をかけ続けてしまうのも申し訳ないことから事態の収束を優先し、和解という形で合意しました。
また、このDMの場で、KYトレードEAの著作権を佐々木氏が買い取ることで開発費を精算して欲しいとの旨要求しています。
そして、数日後には「今回の騒動ついて」と題して本人より記事が公開されました。

今回の騒動ついて | 孤高のFX

記事の内容が謝罪のDMと大きく食い違うことはここでは置いておきますが、それよりも私はブログのコメント欄に言葉を失いました。

さもこちらに全ての責任があるかのような内容で、読者のミスリードを意図している返信コメントです。
しかしながら、関係の修復をした以上蒸し返すのは良くないと考え、この件に関しては特に言及しませんでした。
ただ、このことから彼の本質をはっきりと理解でき、開発費の精算後すぐに関係を解消しようと思うようになりました。

その後も数ヶ月にかけて開発費を支払うよう求め続けてきましたが、一向に支払う様子を見せなかったため、10月29日に下記のメッセージを送り、11月5日を回答期限としました。

そして、更に11月7日まで待ち、回答がないことを確認した上で、下記のメッセージを送りました。(個人情報が含まれる箇所はマスキング加工しています)

以上が佐々木靖彦氏(@yasuFX)との間で発生したトラブルの全容となります。
本件に関しては、今後個人として対応を進める予定であり、今後のアップデートは予定していません。
個別に照会が必要な場合は、@huroji1までDMにてお問い合わせください。

この騒動で関係者の方々にご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。
また、当時は様々な方よりご心配の連絡を多数いただきました。大変感謝しております、ありがとうございました。

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