流行への意識を。秋アウターのトレンドは?
気温も少しずつ落ち着いてきて「そろそろ本腰を入れて秋アウターを探そうか」と考えている人も多いかと思います。アウターは言うまでもなく秋の着こなしの“顔”となる存在。ハズさないアイテムを手に入れておく必要があるので、トレンド事情を考慮しつつチョイスするのが正解と言えるでしょう。トレンドのテーマを3つに分け、それぞれおすすめアウターをレコメンドしていきます!
秋アウターのトレンドテーマ1:ブリティッシュテイスト
今季の揺るぎないビッグトレンドであるブリティッシュ。多くのトップブランドやセレクトショップでも提案されています。そのテイストにアプローチするなら、グレンチェックやハウンドトゥースといった英国の伝統柄を用いたアウターを取り入れるのが正攻法。英国をルーツに持つトレンチコートも同様に、チェック必須なアウターです。
アウター1ハウンドトゥースジャケット
ハウンドトゥースはブリティッシュ柄の代表格。装いの旬度を高めたいなら積極採用するのが吉です。どんなボトムスとも合わせやすくきれいめに装えるテーラードジャケットであれば、とくに取り入れやすいはず。こちらは『ビームス プラス』の1着で、素材には上質なハリスツイードを抜擢。シルエットは適度に細身となっていて、スタイルを美しく見せられます。
アウター2グレンチェックコート
グレンチェックも英国テイストを象徴する柄の1つで、今季はコートで多く提案されています。注意したいのは、クラシック感の強い柄のため一歩間違うとおじさん臭く見えてしまうということ。ややカジュアルめのアイテムを組み合わせて着崩し感を出すと、今っぽく仕上がります。『ヒステリックグラマー』の新作はモッズコートのエッセンスを取り入れた生真面目過ぎないデザインで、こなれた大人カジュアルに似合います。
アウター3トレンチコート
英国の軍用コートがルーツのアイテムだけに、トレンド感は申し分なし。王道とも言えるベージュカラーを押さえておけば間違いないでしょう。流行アイテムであると同時に不動の定番アウターでもあるので、1着持っておけば長く使えます。こちらは『フリークスストア』の逸品で、ヴィンテージをモチーフとしつつ各所を現代的にアップデート。美麗なAラインシルエットも魅力的です。
▼ブリティッシュテイストアウターの今年らしい着こなし方
総じてレトロムードが強いブリティッシュテイストのアウター。着こなしを古臭く見せないためには、ボトムスやシューズでうまくリラックス感を織り交ぜることが重要となります。
着こなし1あえてのスニーカー使いで気負いなく!
グレンチェックのコートで英国トラッド感を打ち出しつつも、足元にはスポーティなランニングシューズを合わせて巧妙にドレスダウン。メリハリあるコーデを形成しています。アンクルパンツでの肌見せもくだけ感をアシスト。
着こなし2色あせたジーンズでかっちり感を緩和
ハウンドトゥースのジャケットから放たれるカチッと感を、フェードカラーのジーンズで和らげることに成功。スラックスだと若干カタいので、これぐらいが好バランスです。シャツ、シューズ、ベルトをブラウンで連動させて一体感を出せば、洒脱な雰囲気がさらに向上!
着こなし3ブリティッシュ×ストリートの絶妙MIX!
トラディショナルなベージュトレンチでブリティッシュテイストに訴求。その一方、ワイドパンツ&スケシューのコンビネーションでストリート感も入手しています。異テイストの組み合わせによって、シンプルながらも鮮度の高い着こなしに!
秋アウターのトレンドテーマ2:アウトドアテイスト
2017年の秋冬、そして2018年春夏でも流行キーワードとして君臨していたアウトドアテイストですが、今シーズンもトレンドとして継続しています。ダウンベストやマウンテンパーカー、フリースなどといったアウターがその代表格。どれも汎用性が高く機能面でも頼りになるアイテムなので、日々の強い味方になってくれることでしょう。
アウター1ダウンベスト
支持率の高いダウンベストですが、今シーズンもその人気ぶりは健在! 秋はもちろん、レイヤード次第では真冬も活用できるので便利です。まずは王道アウトドアブランドの1着を持っておくと良いでしょう。こちらは『ザ・ノース・フェイス』のモノで、名作ヌプシジャケットがデザインモチーフに。表地は撥水加工が施されており、ちょっとした雨ならば苦になりません。
アウター2フリースジャケット
もこもことした素材感で見た目にも暖かなフリース。こちらもアウトドアテイストの演出に効果的なアイテムです。少し難度な高いイメージがあるかもしれませんが、秋らしい落ち着いたカラーであれば大人のコーデにもすんなり馴染んでくれます。『ジョンブルプライベートラボ』の新作は、ご覧の通りの合わせやすいベーシックデザインにプラスして、優れた軽量性&保温性も特徴。
アウター3シェルジャケット
90’sテイストブームもあって去年は派手色やツートーンが好まれたシェルジャケットですが、今年はシックなデザインに人気が集中。カーキやネイビー、ブラックあたりの定番カラーが有力候補です。ミニマルなルックスの今作は『マムート』のモノで、ゴアテックス3レイヤー素材の採用により完全防水を実現。街でも外遊びでもフル活用できること間違いなしの才色兼備な一品です。
▼アウトドアテイストアウターの今年らしい着こなし方
ロングトレンドとなっているアウトドア調のアウターはアクティブさが持ち味ですが、“山男”のように見える本格的な着こなしは避けたほうが無難。細身のサイズ感やきれいめアイテムの投入で、街っぽく仕上げるのがセオリーです。
着こなし1アクティブさを打ち出しつつもスマートにまとめる
ダウンベストにスポーティなラインパンツを組み合わせた、アクティブ感の色濃いカジュアルコーデ。すっきりとスリムなサイズバランスでスマートにまとめ上げています。インナーに用いた品の良いニットも大人っぽさの向上に貢献!
着こなし2モノトーンレイヤードで都会的スタイルを形成
本来はラフな印象のフリースジャケットですが、きれいめなタートルニットとのモノトーンレイヤードならシックに見せられます。さらに、ボトムスに細身のベージュチノをピックアップすれば都会的なアウトドアコーデが完成。
着こなし3マウンパをクールに着こなしつつボーダーでアクセント付け!
ネイビーカラーの単色マウンパ×ブラックテーパードパンツで、クールなアウトドアスタイルをメイク。足元のレザーシューズも着こなしの洗練度を高める一因に。単調に映らないよう配慮し、インナーにはアイキャッチ効果の高いボーダーTをチョイス。
秋アウターのトレンドテーマ3:アメカジテイスト
アメリカンカジュアルも今季はトレンドを担う重要キーワードの1つで、なかでもカバーオールやランチコートといったワーク風味のモデルが支持を集めています。これらのアメカジアウターはジーンズやチノパン、カーゴパンツといったTASCLAP世代の定番ボトムスとも相性が良いので、抵抗なくチャレンジできるはずです。
アウター1ランチコート
カウボーイたちの防寒着であるランチコートが、アメカジ人気再燃の流れに乗って今季の旬モノとして台頭。コーデに男っぽさを演出するのにうってつけのアウターです。イチオシは、1970年代に『ラングラー』から登場したウエスタンヨーク仕様のランチコートを復刻した『ユナイテッドアローズ』×『ラングラー』のコラボモデル。やや大ぶりのサイズ感が今の気分にフィットします。
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アウター2カバーオール
アメリカンワークテイスト全開なカバーオールもマストバイ。ゆったりとした1着を選んで、武骨なムードを楽しむのがおすすめです。たとえば、米国の老舗ワークブランド『ユニバーサルオーバーオール』に『ニコアンド』が別注を掛けたこのモデルあたりは好適でしょう。程良いワイドシルエットはもとより、キルティング地とオックス地のリバーシブル仕立てで使い勝手も折り紙付きです。
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アウター3Gジャン
言わずと知れたアメカジの王道アウター。上品に着られるリジッドタイプよりも、着古したような表情の味わい深いヴィンテージ加工モデルが今秋の主流です。オーバーサイズでもOKですが、ジャストシルエットのモデルならば冬場にもインナーとして使うことができて合理的。上の『レミレリーフ』の1着は、エイジング感と美シルエットを兼備しており大人のニーズにベストマッチ!
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▼アメカジテイストアウターの今年らしい着こなし方
肩の力を適度に抜いた、気取らない雰囲気こそがアメカジスタイル最大の持ち味。ゆるめのシルエットを意識して、抜け感たっぷりに仕上げるのがあか抜けて見せるコツです。
着こなし1全身アメカジアイテムで統一して旬のド真ん中を狙う
ランチコートを中心として、チェックシャツ、ヴィンテージ加工ジーンズといった直球アメカジなアイテムで全身を統一したスタイリング。そのうえ、ウェアを青系カラーでさり気なく連動させて着こなしの洒脱さに磨きを掛けています。
着こなし2ラフさを描き出しつつ清潔感も両得!
カバーオールを主役としたワイドシルエットコーデでラフさを好演。シャツやトラウザーといった清潔感のあるアイテムを織り交ぜて、野暮ったさを削ぎ落としているのもポイントです。この絶妙なバランスの取り方は参考にしたいところ。
着こなし3バック・トゥ・ベーシックが逆に新鮮!
サードタイプのGジャンにブロックチェックシャツ、そしてボトムスはカーゴパンツ。80’sアメカジを思わせるクラシックスタイルが今日においては逆に新鮮に映ります。トップスと比較してワンサイズオーバーなボトムスで、Aラインシルエットを作ったのもカギ。
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