こんにちは、西村 環(たまき)です。
正食の前段階の、自然食、生きたものを食べる話をしてきました。
この自然食→生食+全体食+バランスを取るバランス食になり、これに調理を加えることで、今流行りの、レジリエンス、進化した復元力、文化的、社会的進化の原動力になります。
多種類の食材を組み合わせることで、酸とアルカリ、陰と陽のバランスを取ることができ、偏らない中庸な食事になります。
主食は食べ続けられるもの。
副食は、飽きて食べ続けられないもの。
主食である五穀も、多種類の穀物を食べることで、バランスを保ちより栄養価の高いものになります。
米+大豆で、たんぱく質が牛乳と同格に高まる。
麦+大豆で必須アミノ酸の量が増える。
米+麦では陰陽のバランスが取れる。
しかし、調理法を誤ったり、組み合わせが悪かったりすると、有害化もする可能性があります。
玄米を圧力鍋で炊くと、せっかくの繊維質が粉々になり、血糖値の上がり方が、炭酸飲料なみになる、とか。
奈良のお米屋さんでお聞きした時は、もう本当に驚きました。
玄米は、普通の炊飯器で炊いた時が一番血糖値が上がらないそうです。
そんなことは本には、全く書いていませんよね。
栄養管理士であるお米屋さんは、本に書いてないので、ご自身の指から血を取って、食品の調理の仕方ごとの血糖値の上がり方を調べられたんですね。
本当に驚きましたが、長年の疑問が解けて納得しました。私も玄米を圧力鍋で炊いていましたが、途中から疑問に思って玄米をずーっと止めていました。
実は土鍋で炊こうと思い、これも蓋が特殊で一ヶ所から強く蒸気があがる今風の土鍋で、どうやら圧力がかかっています。
結局、いつもの炊飯器にもどしました。
最近の炊飯器も、高級機種は圧力がかかるようなので、要注意ですね。
同じ食材でも、組み合わせ、調理の仕方、食べる側の体調や吸収力によっても摂取できる栄養は違ってきます。
ご飯もお米だけだと陰性に偏るので、麦を足すことで陰陽のバランスをとり、大豆を足すことでたんぱく質が増え、麦と大豆でアミノ酸が増える。
お米に五穀を足すことは、栄養価の足し算だけではなく、互いに陰陽のバランスを取るバランス食になり、栄養価も高めあうんですね。
五穀は、繊維質が多いので、良く噛んで食べると甘く、消化酵素も出て、少量で満足できます。腸までゆっくり栄養分は吸収されながら、繊維質は大腸にたどりつき、身体を還元して酸化から守る水素になってくれます。
繊維質は吸収されないので、大腸に運ばれてから、腸内細菌の餌になります。腸内細菌が繊維を分解することで大量の水素を体内で作りだしてくれます。
ところが現代食は、加工されすぎてまして、腸内細菌のエサになる、大腸まで到達できる繊維質がのこらず、水素じゃなく有毒ガスを発生して、まぁそれが体内を巡ってしまう。
芽の出る五穀に生食のアカリーナな採りたて野菜を加えると、自然食完成です(^^)