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【スポーツ】

[バドミントン]激戦の女子ダブルス 世界ランク1位・フクヒロ連覇誓う!

2018年11月27日 紙面から

バドミントンの全日本総合選手権を前にポーズをとる、(右から)武下利一、山口茜、広田彩花、福島由紀=東京・駒沢体育館で(平野梓撮影)

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 バドミントンの全日本総合選手権は27日、東京・駒沢体育館で開幕する。2020年東京五輪へ向け、19年度の日本代表選考に大きく関わる今大会。26日、前年優勝者による記者会見が開かれ、女子ダブルスで世界ランキング1位の福島由紀(25)、広田彩花(24)組=ともに岐阜トリッキーパンダース=が連覇を誓った。

 来春から始まる東京五輪出場枠獲得レースに向け、「フクヒロ」ペアの1人、広田は「日本人ペアは、すごくレベルが高い。その中で勝つには、気持ちのぶつかり合い(が必要)になると思う」と気を引き締めた。

 それもそのはず。東京五輪の出場権は各種目とも世界ランクを基に各国・地域で最大2組まで。なのに女子ダブルスの最新世界ランキング10位以内には、1位のフクヒロに続き「タカマツ」こと高橋&松友組が2位、「ナガマツ」こと永原&松本組が3位など、日本人ペア5組が名を連ねる。今大会、その全組が出場という激戦区だ。

 格付けの高い国際大会を優先的に回れる日本A代表は4組がベース。どの組も今大会の優勝など好成績でそのA代表の座を確保し、五輪切符争いを有利に進めたいところ。広田は「海外の大会での日本人対決が増えることになる。そこで勝つために、ここで日本一になることは意味のあること」と、連覇に闘志を燃やした。

 今季のワールドツアー年間王者を決める12月のツアーファイナル出場権を、最終盤になってツアー大会で成績を残したタカマツにさらわれた悔しさもある。福島は「最後に抜かれたのは仕方ないけれど、ことしはコンスタントに結果を出せたという手応えがある。(対戦相手からは)向かってこられると思うけれど、向かい返すという形で2人でやっていきたい」と語気を強めた。世界の最高峰に立ちながら、2人には慢心はない。 (平野梓)

◆茜もダブルス参戦

 女子シングルスの前回女王・山口茜(再春館製薬所)が女子ダブルスにも出場する。出身の福井県で開催された今秋国体で組んだ綿矢とペアを再結成。「結果を求められていないので楽しくやりたい。シングルスよりもたくさん笑顔が見られると思う」と張り切った。

 シングルス連覇については「優勝は目標だけどこだわりすぎず、自分の力を出せるようにしたい」と冷静に話した。

 

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