トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

金児憲史「裕次郎さんの歌を次の世代にも」 40歳「夜霧よ今夜も有難う」で歌手デビュー

2018年11月26日 紙面から

デビュー曲「夜霧よ今夜も有難う」をPRする金児憲史=中日新聞社で(中森麻未撮影)

写真

 石原裕次郎さんの命日の7月17日、裕次郎さんのヒット曲「夜霧よ今夜も有難う」で歌手デビューした石原プロの俳優、金児憲史(かねこ・のりひと、40)。2000年の芸能界入りから18年、アラフォーでの新人デビューに戸惑いながらも「裕次郎さんの歌を次の世代につなげるのが自分の役目」と意気込んでいる。

 00年の「21世紀の石原裕次郎を探せ!」オーディションで5万人の中から最終候補者に残った。188センチの長身と甘いマスクを生かし、俳優として活躍。しかし、今年に入って関係者から呼び出されたカラオケで歌声を披露したところ、仰天の歌手デビューが決定。しかも、裕次郎さんのオリジナル音源に合わせて歌うことに。「懐かしく思い出してくれるのはもちろん、若い人にも知ってもらい、3世代で盛り上がってくれたら幸せ」と期待を込める。

 裕次郎さんの楽曲はどれも難しく、日々悩み、落ち込んでいる。幸い声の高さは似ているそうで「あとはいかに語るか。歌わず、セリフとして届けたい」。デビュー後は人前で歌う機会が増え「皆さんと直接触れ合える」と喜ぶ。ファンから「歌ってくれてありがとう」と声を掛けられることも多く「徐々に緊張より気持ち良さが勝ってきました」と励みになっている。

 石原プロもまき子夫人が裕次郎さんの衣装を貸与するなど、久々の歌手誕生を応援。名古屋で行われたインタビューでも貴重なジャケットに着替え「ちょっと袖が短いけど、今では珍しいすてきな生地でしょう」とポーズを決めた。

 今後は役者と歌手の二刀流を続けるつもりだ。「機会があればコンサートを開き、増えた肩書を全うしたい。何しろ裕次郎さんの曲はまだ500曲以上ありますからね」と武者震いしている。 (長谷川有美)

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ