広瀬すず、大役楽しむ　NHK紅白司会会見

　大みそかのＮＨＫ紅白歌合戦で総合司会を務める内村光良（５４）、紅組司会の広瀬すず（２０）、白組司会の嵐・櫻井翔（３６）が２６日、東京・渋谷の同局で会見した。内村は２年連続で広瀬は初。櫻井も個人では初めて。

　平成最後の紅白で大役に挑む広瀬は「初出場なのでフレッシュさ全開で頑張りたい。司会も未知の世界ですが、まずは楽しめたら」と初々しくあいさつ。注目歌手には初出場あいみょん（２３）を挙げ「最近ずっと聴いていたので楽しみ」と話した。

　広瀬は櫻井と、櫻井主演の映画「ラプラスの魔女」（５月公開）で共演。司会決定の際にも櫻井から「何かあったら遠慮なく言ってね」と声をかけられたことも明かし「心強い」と繰り返し強調した。櫻井は「司会も衣装チェンジがたくさんある。いろんな広瀬さんを見られたらいい」とアドバイス。映画撮影の際に広瀬からトレーニング方法を教わったそうで「広瀬“センセイ”の背中を追いかけながらやっていきたい」と話し、紅白の特別さを強調しつつ「あんまりこんなことを言っていると、すずちゃん緊張しちゃうから」と随所で気遣いもみせた。

　内村は「ボクも『ラプラスの魔女』を見て『いけるな』と思いました」と話す一方で「リハと本番は緊張感が全然違う。あの番組はバケモンだ！」と広瀬にプレッシャーをかける場面も。「櫻井君は歌番組（の司会）もやっているので、ここは放っておこうと。その分すずちゃんをたくさんサポートしたい」とアピールして笑わせた。

　嵐として司会を５回経験している櫻井は「別の局で音楽番組の司会もしているせいか、そんなに驚かれない」とクールにコメント。一昨年は相葉雅紀（３５）、昨年は二宮和也（３５）が司会を務め「彼らに教えを請いながら務めていきたい」と話した。

　注目歌手には事務所の後輩で初出場の「Ｋｉｎｇ　＆　Ｐｒｉｎｃｅ」を挙げ「見守りたい」と強調。０９年に嵐として初出場した際に「（司会の）中居（正広）クンがずっと見守ってくれて、司会が横で支えてくれる心強さを痛感した」と思い出を明かした。

　さらに企画枠で出場の刀剣男士にも注目しているそうで「パフォーマンスがすごく楽しみ」と語った。

　「さまぁ～ずから最近『そうごう（総合）』と言われております」と２年連続の大役を笑いで表現した内村。「新たな野望が出てきました。（９８年に）ポケットビスケッツで紅組で出ました。今回は司会、次は白組で出て、審査員としても出て、紅白のグランドスラムを達成したい」とブチ上げた。初挑戦だった昨年を振り返り「幸福感というか、もっとこのステージにいたい、あの熱気の中にいたいと感じた。やって良かった」と総括。「去年はフレッシュさだけで乗り切っていたが、今回はそうはいかない。鮮度を保ちつつ頑張っていきたい」と意気込んだ。