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【プロ野球】

巨人入り炭谷が阪神に“宣戦布告” 3年契約1億5000万円で契約

2018年11月27日 紙面から

巨人への入団が決まり、ユニホームを着て原監督(右)とグータッチする炭谷=東京都内のホテルで(河口貞史撮影)

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 西武からFA宣言し、巨人入りを決断した炭谷銀仁朗捕手(31)が26日、契約を締結し、原辰徳監督(60)同席のもと東京都内のホテルで入団会見に臨んだ。3年契約で、年俸は1億5000万円(推定)。背番号は西武時代と同じ「27」となった。幼少期からのG党だったという京都府出身の炭谷は打倒阪神へ力を込めた。

 身なりから“巨人愛”が表れていた。炭谷はひときわ目を引くジャイアンツカラーのオレンジ色のネクタイを締め、原監督とともに壇上に座った。初めてのセ・リーグで、阪神との伝統の一戦について問われると、決然と“宣戦布告”した。

 「僕自身、関西出身ですけど阪神ファンではなく巨人ファンだったので、敵チームである限り、全力で倒しにいきたいと思います」

 平安(現龍谷大平安)高校まで関西で過ごした炭谷だが、初めてのプロ野球観戦は東京ドームでの巨人戦だったという。「原監督のファンで、(現役当時の)背番号8のユニホームを着て、試合を見ていた」と振り返る。憧れの人に誘われて、新天地へ挑むことを決め「光栄でしかないですし、期待を裏切らないようにしたいです」と表情を引き締めた。

 監督就任後、球団への「最初の願い」が炭谷獲得だったと明かした指揮官。炭谷の言葉を聞き「野球人として成績が上がるように私はサポートをする。必ず自分も力になりたい」と歓迎の言葉に力を込めた。

 ファンだった球団で新たな挑戦が始まる。「自分の中では来シーズンが始まっているので、やってやろうと思っている」と目をぎらつかせた31歳。巨人の扇の要として、覇権奪回への力となる。(野畑圭司)

 

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