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【ドラニュース】

大島、200安打の極意見つけた 飛ばし屋ゴルファーのスイング目指す

2018年11月27日 紙面から

ドライバーショットを放つ大島=富士カントリー可児クラブで(小沢徹撮影)

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 中日の安打製造機・大島洋平外野手(33)が26日、この冬取り組む肉体改造、そしてスイングモデルとして、米ツアーきっての飛ばし屋プロゴルファー、キャメロン・チャンプ(23)を掲げた。「体の使い方が理想的」とスイングに惚れ込み、それを可能にするためのパワーを身に付けるという。中日選手会はこの日、岐阜県可児市の富士カントリー可児クラブ可児・織部コース(6526ヤード、パー72)で納会ゴルフコンペを行い、大島は50位だった。

 大島が目標とするのは飛ばし屋プロゴルファー!? 

 意外な名前が、大島の口から飛び出した。「キャメロン・チャンプを知っていますか? あのスイングを目指しているんですよ。体の使い方が理想的なんです」。というチャンプは、メジャーリーガーではない。昨年プロ転向して今季から米ツアーにデビュー。ツアートップの平均飛距離328・2ヤード(約300メートル)というビッグフライトを武器に1勝を挙げ、今売り出し中の若き飛ばし屋プロゴルファーだ。

 契約更改の時、今オフの課題は「パワーを付けること」と話していた。単純にパワーと言うと誤解されそうだが、大島はホームランバッターではないし、飛距離アップや本塁打量産を狙っているわけではない。取り入れたいのは、スイングのメカニズムだ。「細身の体なのに、下半身がぶれないまま上体がすごくねじれて、スイングした後も逆にぐっとねじれている。なのに下半身が全然動かないのがすごい」

 元々大島は、それほどゴルフに興味はない。チャンプの名も知らなかったが、今季限りで退団した長嶋外野守備走塁コーチからスイング動画を見せられ「これだと思った。股関節と胸骨の動きがすばらしい。これは打撃にも通じる体の使い方」と、上下半身の連動や捻転にほれ込んだ。

 「体をひねる時、自分の力ではここまでしかいかないけど、他人に押してもらえばもっと大きくひねることができる」と実践しながら説明。「つまり、可動域はもっと大きいのに、自分の力だけでは発揮しきれない。その他人に押してもらう力の分まで自分でできるようになれば…。それが、このオフに付けようと思っているパワー。自分の体を自分でコントロールできるようになれば、もっといいパフォーマンスを出せるようになる」と、パワーアップの意味を説明した。

 

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