教育学部の岡林春雄教授が国際会議WASETのICPS2016においてベストプレゼンテーション賞を受賞
2016年10月12日 トピックス
平成28年9月21日(水)から22日(木)、ドバイ(アラブ首長国連邦)にて行われた国際会議WASETのICPS2016において、本学教育学部の岡林春雄教授の発表した「The Relationship between Fluctuation of Biological Signal: Finger Plethysmogram in Conversation and Anthropophobic Tendency(生体信号の変動との関係性―会話と対人恐怖症における指尖脈波)」がベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
この研究により、人間の心理は生体信号(指尖脈波で測定)のリズムとゆらぎで表現され、日本の若者の特徴である対人恐怖心性の高い人の指尖脈波では、そのゆらぎがうまく作用せず、他者とのリズムの同期(引き込み現象)を生み出していないということが、会話中の位相空間のアトラクタの動きおよびリアプノフ指数から明らかになりました。
心理の身体化という目の付け所、発想の面白さ、データの細かな分析、論理構築、プレゼンテーションの柔軟性が高く評価されました。
また、岡林教授はこの大会でセッションの議長としても活躍しています。
※WASET: World Academy of Science, Engineering, and Technology
※ICPS2016: 18th International Conference on Psychological Society