【芸能・社会】遠藤憲一、つるの剛士ら12人がコラボで童謡 アルバム「童謡の声」発売2018年11月26日 紙面から
童謡100年にちなんでユニークなアルバムが登場する中、レーベルの枠を超えた人気ミュージシャン、声優、俳優らがコラボしたアルバム「童謡の声」が発売された。「懐かしいのに、新しい。楽しい。」というキャッチフレーズ通り、意外性と発見に満ちた14曲だ。 石崎ひゅーい「ちいさい秋みつけた」、濱田岳「浜辺の歌」など、誰もが想像できなかった組み合わせがズラリ。日本の宝と言っていい童謡のスタンダードが、新たな歌い手とアレンジで息づいている。 企画したのは、ユニバーサルミュージックのレーベル「プライム・ミュージック」の廣瀬裕子プロデューサー。日本の文化である童謡が100周年を迎えたこと、その価値を再認識し後世に伝えることを念頭に、男声にこだわり、ピアノ伴奏だけのシンプルな構成を考えた。「それぞれの世代の“時代の声の持ち主”による色彩豊かな童謡の世界を表現したかった」 作品を具体化するにあたっては人気CM「au三太郎シリーズ」などで知られる篠原誠さんをクリエイティブディレクターに起用。歌詞を絵本のように見られる、古谷萌さんによるブック型アートワークも楽しげだ。 歌い手の人選と同時に、小倉久寛は「さまざまな経験を重ねた豊かな声」、つるの剛士は「現役のお父さんの声」などとそれぞれの声の特徴や歌い方に合わせてカスタムメイドされたアレンジで音楽性を高めた。 「椰子の実」を歌ったBEGINの比嘉栄昇は、いかにも南国を思わせるさすがの歌唱。「“旧の木は生い茂れる”の島で育った身として『椰子の実』を歌いました」。「やぎさんゆうびん」を歌った柳楽優弥は、「やぎの気持ちになって歌いました」という通り、映像が目に見えるよう。「曲名に“やぎ”が入ったこの曲で歌デビューできたことが光栄です」と図らずも歌手デビューしたことを喜んだ。 12人による豪華大作だが、今のところライブの予定はないという。
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