返す返すも、面白い話だ。
彼には申し訳ないが、笑いが止まらない。
一ヶ月前の深夜、ある人から急にメールが入った。
神前暁超先生だ。
ほう、こんな天上人がなんで俺みたいな下賤の最下層民に?と思い、めんどくさいから開かず寝て朝まで放っておいて、朝開いてみたら、
「『大空のプリズム』を完成させないか?ラストのアルバムに是非入れたいんだ」
ほう。
「あれが未完のまま解散させるのは心残りだ。ファンのためにもならない。自分が責任を持ってエイベックスを口説くから、残りの作詞をしてほしい」
ほほう。
さすがに高校からの長い付き合いだから、彼の不義理を散々罵ったけどその上で、
「条件が二つある。ひとつは、これはI-1時代の島田真夢の曲だ、他のWUGメンバーは使うな。ひとつは、できた曲のデモにはダメ出しをする。それで良ければ、やるよ」
彼にも、ちょっと人間の心が、というかクリエイターとしての心が残っていたようだ。
これを雪解けにしようとはさらさら思ってないが、しょうがない、ひとまず、引き受けた。
過去のイザコザはあろうと、ちゃんと創作しようとしている人間を邪険に扱うほど、僕も腐ってはいない。
そうなったら「あっち側」と同じレベルに堕ちてしまう。
クリエイティブもクソもあったもんじゃない、人間ですら疑わしい、あの畜生どものレベルだ。
でも、一応彼のために一言付け加えておいた。
「これ、絶対上手くいかないよ?お前が傷つくだけだよ?」
そのやりとりから一ヶ月後、何の音沙汰もない。
どうなってるの?と問い合わせたら、返事来ました。
見事あっち側にNG喰らったようです。
畜生はただの畜生でした(笑)。
度量が狭い?人間が小さい?みんな良く俺にそう言うけど、
それは誰の、どっちのことなんでしょうね?
せめてWUGに花道を、と思って僕に敢えて頭を下げてきた神前の切なる想いまでも踏みにじった訳だ。
たいそうお偉いご身分のようで。
その割にやってることは虫けら以下だけど。
ていうか、あの畜生どもは何を怒ってるんでしょうかね?
あいつらが被害者ぶれる理由が1ミリも解りません。
この業界の、もはや人間とはとても思えない異常な狂気を改めて知った次第です。
で、それでも、このWUGの解散を美談にしようとしているお前ら、頭大丈夫か?
これのどこに美しさがあるの??
もう少し、現実を見たら?
みんな、完全に不幸だよ??
でさ、そもそも君らにとって、WUGって何?
ただのオナニーのオカズ??握手会で手握ってその手でシコってたのかな??
だよね、だったんだよね(笑)。
頼むわ。
アイドルなめんなよ。