C組の2試合が行われ、ヤマハ発動機はクボタに14-24で逆転負けした。この結果、ヤマハ発動機は1次リーグを1勝2敗で終了し、C組3位で来年1月に行われるカップ戦の順位決定トーナメントに回ることになった。
10点差の敗戦にも、ヤマハ発動機の選手に悲壮感はそれほど漂っていなかった。試合後の会見で、清宮克幸監督(51)は淡々とした口ぶりで試合を振り返った。
「点差は離れましたけど、出ている選手の熱は感じられました」。強がりではない。リーグ戦で出場機会の少ない選手の力量を試せた上、収穫を感じていたからだ。10月13日のキヤノン戦で右肩を痛めて欠場していたFB五郎丸の完全復帰だ。
この日は80分間フル出場。前半に2つのゴールを決めるなど正確なキックをみせた。「自分らしさは随所で出せました」と五郎丸。清宮監督も12月1日のTL決勝トーナメントの初戦・NTTコミュニケーションズ戦に向け、「動きはよかったと思いますよ」と前向きだった。 (川越亮太)