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美浜原発事故を想定 県庁、揖斐川で防災訓練

関西電力美浜原発の事故を想定した県の原子力防災訓練=県庁で

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 関西電力美浜原発(福井県美浜町)が地震で外部電源を喪失し、放射性物質が拡散したと想定した原子力防災訓練が二十五日、県庁や揖斐川町などであった。

 県が二〇一二年から毎年実施し、七回目。原発から三十キロ圏内で原子力災害時には屋内退避などを実施する国の「緊急防護措置区域(UPZ)」に指定されている揖斐川町坂内川上地区の住民や行政や警察などから七百人が参加した。

 地震により道路が寸断された複合災害が起きたとの想定で県防災ヘリを使った避難や、避難してきた車両に放射性物質が付いていないかを調べて除染する訓練などに取り組んだ。

 県庁の災害対策本部の訓練ではテレビ会議システムで富田和弘町長らから現地報告を受けた。訓練終了後、県原子力防災対策アドバイザーの井口哲夫・名古屋大大学院教授は「練度が上がりスムーズに進行した。原子力災害は単独では起きないので今日のような訓練を続けてほしい」と講評した。

 (稲田雅文)

 

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