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家じゅうピカピカで、洗濯物はクリーニングに出したような仕上がり。レストランのようにおいしい料理が次々と出てきて、家族は幸せ……。
そんな暮らしに憧れて、掃除道具や食材を買い込んでみるけれど、本音はやらなくていいならやりたくない。面倒くさいし、むしろ苦手。そう感じている方は意外と多いのではないでしょうか。
時間と心を割かずに、苦手な家事を済ませるには
家事が行き届いている印象のマキさんのご自宅。清潔感があり、スッキリした印象です。
「家事が嫌いなら嫌いって言っちゃうとラクになりますよ」と話すのは、シンプルライフ研究家のマキさんです。自身のブログ「エコナセイカツ」で紹介されているのはスッキリとしたご自宅や時短家事のコツ。
シンプルでおしゃれなライフスタイルを送るマキさんに「家事が嫌い」なんて言ったら怒られてしまいそうですが……。
「いまのご時世でも、女性は家事ができて当然っていうイメージを持つ人がいるので、家事が苦手とはなかなか言いにくいですよね。私も結婚当初は“できる主婦”のイメージに縛られていました。だから、講座などで『私は家事が嫌い』と打ち明けると、女性たちから『よく言ってくれた!』と喝采を浴びるんです(笑)」(マキさん)
家事は嫌いでも、やらなければ生活はまわりません。だったら時間と心を割かずに済ますことができる“仕組み”を作ればいいというのがマキさんの持論。
広告代理店で働きながらふたりの子どもを育てる忙しさゆえに思いついた数々のアイデアから、すぐに取り入れられそうなことをいくつかうかがいました。
木製のお皿で、ワンプレートな朝ごはん
「朝ごはんをワンプレートにしてから、洗い物がぐんと減りました。木製のお皿なら少し雑に扱っても割れないし、陶器と違って水滴が気にならないから、洗ったあとにふきんでササッと拭くだけでおしまい。何より見た目がおしゃれなのが気に入っています」(マキさん)
ただでさえ忙しい朝にバタバタしたくないという思いから生まれたコツ。常備菜を盛りつけ、油を使った調理は極力しないようにして洗い物の手間を省いています。
とはいえ、マキさんの朝食は見た目にも豪華。1日のはじまりだから、おいしいものに妥協はしたくないそうです。
服選びに時間を割かない「制服化」のすすめ
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「通勤服はコーディネイトを決めてパターン化すると服で迷うことがなくなります。シーンを選ばずに着られて色合わせがしやすいホワイト系とネイビー系は重宝しますよ。同じデザインの色違いを買うと、バリエーションも楽しめてラクチンです」(マキさん)
今日は何を着よう。忙しい日々の中で考えることが頭を占領しているのはもったいないし、苦痛。日常の小さな迷いをなるべく排除するための工夫です。
半調理や作り置きも面倒くさい人のごはん作り
「平日は凝った料理はしないと決めています。毎日ごはんと味噌汁、肉か魚。使う食器は茶碗、お椀、メイン皿、小皿にコップぐらい。今日はオムライスにしよう、チャーハンもパスタもいいな、なんて考えていると頭が混乱するだけです」(マキさん)
帰宅後にイチから料理するなんて無理。かといって、毎日の調理を助ける半調理や作り置きだって、料理が苦手な人にとってはかなりハードルが高い作業。
仕事から帰ったらまず味噌汁のだしをとり、米を研ぐ。マキさんの日常に迷いはありません。その代わり、週末にはゆっくりとジャムを作ったり朝からフレンチトーストを焼いたりして楽しみます。
目をつぶっていても干せる!? 目からウロコの洗濯術
家事が嫌いなマキさんをとくに悩ませたのが「洗濯」だそうです。嫌いすぎて、できるだけ洗濯をしなくてすむように3日に1回に減らしたこともありました。
「洗濯をしない2日はハッピー、でも3日目は地獄。朝から何回も洗濯機を回して、干すスペースがないからなかなか乾かないし、大変な思いをして畳んだのに、引き出しに入らないからタンスの前に山積みにする始末。タオルや下着の枚数も必要になる。洗濯はイヤでも毎日したほうがラクだと気づいたんです」(マキさん)
そこで思いついた方法が、「毎日同じ形の物を同じ数だけ洗う」ということ。
毎日違う枚数のものを干すとなると、ハンガーやピンチが足りなくなってイライラしてしまいがち。形と枚数が一緒なら、洗濯して干すまでにかかる時間も毎日同じ。干す場所も同じなので「目をつぶっていても干せますよ(笑)」とマキさんは余裕の表情です。
また、洗濯の工夫は服やタオルを買うときから始まっているのだとか。汚れが目立つ白い靴下は、どうしても手で揉みたくなるけれど、濃い色の靴下なら目立ちません。
収納場所も干すスペースも必要になるバスタオルは、リネンやガーゼ素材のものを選べば厚さもグンと薄くなり、干すとすぐに乾くから生乾きのイヤなニオイとも無縁です。
がんこ汚れも色柄物も、一度に洗える洗剤で時短!
タオルやシーツの大物、お気に入りの色柄もの。子どもの食べこぼし、どろんこ汚れ、そして大人の汗・皮脂汚れ。洗濯物は素材や汚れもさまざま。頭を悩ませる家事の最たるものは「洗濯」と言っても過言ではないかもしれません。
マキさんが教えてくれた洗濯法はぜひ参考にしたいもの。そして、上手に洗濯洗剤を選ぶことも洗濯をラクにする方法のひとつと言えるのではないでしょうか。
色柄物は蛍光剤不使用の洗剤、ガンコ汚れは石けんや部分洗い剤と、素材や汚れごとに洗剤を揃えるのは大変。
ガンコ汚れも色柄物も、一度でキレイに洗える蛍光剤不使用で中性、かつ濃縮タイプの洗剤を選べば、時間もお金も節約できます。高い洗浄力や、少量で洗えるからコスパもうれしい。さらに、パッケージもコンパクトなので見た目にもスッキリなど、洗濯洗剤の進化はあなどれません。
「嫌いな家事で生じたイライラは、家庭内はもちろん、職場や友だちに飛び火することになりかねません。家事をラクにする仕組みを作れば、時間ができて心に余裕が生まれ、日常がスムーズに回りだしますよ」(マキさん)
今まで当たり前のようにしていた家事の中にも、しなくても済んでしまうことはけっこうあるもの。ちょっと周りを見回して、まずはできることから始めてみませんか?
マキさん
シンプルライフ研究家。仕事と子育てに追われるなかで嫌いな家事を減らすために考えたさまざまな仕組みを書き綴ったブログ「エコナセイカツ」が編集者の目にとまり書籍化。メディアや市民講座などでもそのアイデアを紹介して多くの女性に支持されている。
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