「メゾン・マグダレーナ」公演について
2018年11月24日
プロデューサー 吉井
この度発表いたしました「メゾン・マグダレーナ」について、 一部の方々よりお問い合わせをいただきましたので、 プロデューサーとしてご説明させていただきます。
今回の公演開催にあたりまして、
作・演出を務める湯澤幸一郎氏の過去の問題に関しましてご意見をいただいております。
皆様のご意見やお気持ちは、どれも頷けるもので、糾弾の理由もとてもよくわかるものでした。
まず、大前提として、 湯澤氏が過去に裁かれた内容については、絶対に行われてはいけないことで、 許されるべきことではありません。
そういった行為は世の中で最も憎むべき行為であると強く思います。
湯澤氏には弊社の作品に俳優として出演してもらい、 約1年程、彼を身近に見てきました。
その上で彼が、私共の想像以上に深く反省し、 今後は社会に貢献するために、必死に、また謙虚に 社会人として復帰しようとする姿に心を打たれ、 再犯の可能性はないと確信しました。
私は、当時皆様に愛され、今もまだ待っている方も多くいらっしゃる作品で、そして何より私もこの作品を愛する一人として、本作を今こそお届けするべきと思い、今回の公演開催を決意いたしました。
今回の発表で、一部の方から公演反対のご意見をいただいております。
過去に犯したことは許されるべきことではありませんが、 彼は、自分の罪に真っ直ぐに向き合い、法によって罪を償いました。
罪を償った人の社会復帰を支えることも、今社会の担うべき役割の一つだと考えております。
一部で様々なご意見があることは重々承知しております。
ご意見に関しましては真摯に受け止めさせていただいております。
ただ、プロデュ―サーの最大の仕事は、 お客様の心に残るいい作品を届けることであり、 その為には、時に才能を見つけ出し、作品を守り、育てることも 含まれると思っています。
私は、楽しみにしてくださっている皆さま、そして ご関係各社のご理解とご協力が得られる限り、 新しく生まれ変わった「メゾン・マグダレーナ」を 誠心誠意お届けしたいと思っております。