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【一般スポーツ】

ツイドラキ鮮烈TLデビュー トヨタ3連勝で決勝T進出

2018年11月25日 紙面から

トヨタ自動車-豊田自動織機 前半24分、トヨタ・ツイドラキが突破、彦坂匡(左)の逆転トライにつなげる=パロマ瑞穂ラグビー場で(伊東朋子撮影)

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 ラグビーのトップリーグ(TL)・カップ1次リーグ最終節第1日が24日、名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場などで行われ、トヨタ自動車が豊田自動織機を31-19で破り、1次リーグ3連勝でD組1位を決め、来年1月の決勝トーナメント進出を決めた。TLカップは今季、2019年W杯に向けた日本代表の準備期間確保のために減少した試合数を補うために開催した。

 この大会でTLデビューしたトヨタのCTBツイドラキが、鮮やかな突破を見せた。5-7とリードされた前半24分、パスを受けると相手DFを引きずりながら前進し、WTB彦坂匡の逆転トライを演出。「無理にトライに行くより、匡さんにパスした方が得点になると思った」と胸を張った。

 先発予定だったCTBサウのコンディション不良で、この日朝に先発が決まった。それでも、「チームは言い訳無用をモットーにしている。常に良いプレーができるように準備してきた」と持ち前の突破力を発揮。出場機会の少なかった彦坂匡も存在感を見せた。

 後半開始から2トライを挙げた相手の勢いは、プロップ内田のワンプレーで止めた。FBイェーツのトライなどで24-19と逆転した直後の後半21分から出場。直後に自陣深く攻め込まれたが、「相手が倒れた状態だったので行けると思った」との好判断。相手ボールを奪うジャッカルでピンチの芽を摘んだ。ゲーム主将のSH岩村は「内田さんのプレーが流れを変えた」と感謝した。

 ジェイク・ホワイト監督(54)は「選手同士が激しい競争をして選手層が厚くなった。出番の少なかった選手が良いプレーをしたことはチームにとって大きなボーナス」と喜んだ。 (伊東朋子)

 

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