DeNAの投手コーチに就任する“ハマの番長”こと三浦大輔さん(44)の長男の平塚学園の三浦澪央斗(れおと)投手(2年)が24日、神奈川県大磯町の同校グラウンドでの横浜隼人との練習試合で1失点完投勝ち。父が見守る中での好投に「よく観戦にくるのでいつも通りの感じ。完投できて自信になった」と喜んだ。
投球フォームは、横浜のエースだった父そっくりで、スピンのきいた球が持ち味。この秋にベンチ入りし、新チームのエース候補として期待がかかる。身長180センチの右腕は「全体的にレベルアップが必要。特に下半身をきたえて球速を上げたい」と冬場の体力強化を誓った。
小学生の時に横浜スタジアムで父のピッチングを目にし、背中を追うように野球を始めた。長男のことし最後の力投をスタンドで見届けた大輔さんは「プロとアマ、コーチと選手でフィールドは違うけど同じ野球。息子は息子で頑張ってほしい。また見に来たい」とエールを送った。 (広瀬美咲)