【ゴルフ】鈴木愛、年間平均ストローク新記録出す2018年11月25日 紙面から ◇ツアー選手権 リコー杯<第3日>▽24日、宮崎市・宮崎CC(6471ヤード、パー72)▽晴れ時々曇り、14・3度、北北東1・6メートル▽賞金総額1億円、優勝2500万円▽29選手▽観衆4844人 今季国内女子ゴルフツアーもいよいよ最終日を迎える。2年連続賞金女王を逃し、現在ランク3位の鈴木愛(24)=セールスフォース=は首位と6打差の通算4アンダー6位でラスト18ホールへ。年間平均ストローク、賞金ランク2位争い…と最後の意地を見せたいところだ。10アンダー首位はペ・ヒギョン(韓国)。3打差の7アンダー2位に勝みなみ(20)=明治安田生命、アン・ソンジュ、申ジエ(ともに韓国)の3人、6アンダー5位に比嘉真美子(25)=TOYO TIRES=が続いている。 首位に5打差の6位で迎えた通称“ムービングサタデー”。順位変動が起こりやすいこの日に、鈴木は大きなアンダースコアを出して「最終日最終組を(前日首位に立っていた今季賞金女王)アン・ソンジュさんと回りたい」と思っていた。 2つスコアを伸ばして迎えた14番パー4でまさかのダブルボギー。その後はすべてパーで72。順位は変わらず首位との差が1打開いて3日目が終わった。「練習してるのに、なんでこんなにうまくいかないんだろう」。右手首故障による2カ月の戦線離脱が響いて、こだわっていた賞金女王の座は他に譲ることになった今季。この最終戦のモチベーションは「年間平均ストロークの新記録を出すこと」だ。 それには最終日65が必要。記録更新ならずとも鈴木が「それが実力の証明」とする同部門1位でシーズンを終えたい。さらに、2位以上に入れば申ジエの成績次第で逆転賞金ランク2位となる可能性も残されている。 今年も連日夕暮れまでただ1人パッティンググリーンで練習を続ける鈴木の、今季最後の日曜日はどんな日になるのか。 (月橋文美)
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