フィアットの「500X ポップスター プラス」。500ならではのキュートなデザインに、優れた居住性と利便性を備えたコンパクト5ドアモデルだ。
オーダーメイドに対応しつつ、自社製品にも意欲的に取り組んでいるオリエンタルカーペット。「イタリアのカロッツェリア(車体製造業者)のモノづくりを参考にしたんですよ」と語る、渡辺博明社長。「職人の手で暮らしを彩る製品がつくられているのですね」と、アランプレセも感心している様子です。
新品の時から使い込んだような風合いを出す加工を施す場合もありますが、基本的には新品の状態で半分、日々使うことで完成するという山形緞通。大胆なデザインと繊細な色づかいは絵画のような芸術性を備えていますが、それと同時に人々を足もとから癒し、もてなす実用品でもあるのです。これはフィアットのクルマとも相通じるところがあります。伝統に裏打ちされた技術によってつくられ、日常のツールとして使う中でアートを感じさせてくれるフィアットの「500(チンクエチェント)」。ガレージに佇むその姿を見る時、ドアを開けてシートに身を預ける時、そして軽快に街を駆け抜ける時。そのつど新鮮なインスピレーションを与えてくれるのです。
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リアまわりも500譲りのキュートなデザインだが、500Xはひと回りワイド。よりたくさんの荷物を積むことができる。
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愛らしいフロントフェイスに丸みを帯びたボディ。現行の「500」の特徴を活かしつつ、SUVスタイルにまとめられている。
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ブラック×ダークグレーのシックなインテリア。ダッシュボードは「500X」専用の素材を用い、質感高く仕上げられている。
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リアパーキングカメラと各種センサーをはじめ、前面衝突警報システムや車線逸脱警報システム、自動ブレーキなど最新の安全機能を装備する。
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リアまわりも500譲りのキュートなデザインだが、500Xはひと回りワイド。よりたくさんの荷物を積むことができる。
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愛らしいフロントフェイスに丸みを帯びたボディ。現行の「500」の特徴を活かしつつ、SUVスタイルにまとめられている。
1957年に登場し、その愛らしいデザインと使い勝手のよさからイタリアはもちろん、世界中の人々に親しまれた2代目の「ヌォーヴァ 500」。そして先代のデザインを受け継ぎつつ、現代のクルマとして必要な性能を備えて2007年に発表された3代目「500」。2015年から販売されている「500X」は、このデザインを巧みに取り入れつつ、サイズアップしてSUVスタイルに仕立てられたモデルです。
3ドアの500に対し、500Xは5ドアの仕様。コンパクトながらゆとりのある室内空間は、4人家族が快適にドライブを楽しむことができます。また年ごとに機能や装備がアップデートされ、安全性と利便性が高められているのも魅力です。3タイプある500Xのうちこの「ポップスター プラス」は、1.4マルチエア140馬力のエンジンに6速乾式デュアルクラッチオートマチックトランスミッションを組み合わせ、高いパフォーマンスと低燃費を実現。質感の高いレザー張りのパワーシートに包まれながら、パワフルで小気味よい走りが味わえます。
フィアット 500X ポップスター プラス
●サイズ(全長×全幅×全高):4250×1795×1610mm
●エンジン形式:直列4気筒16バルブ マルチエア インタークーラー付きターボ
●排気量:1368cc
●最高出力:103kW(140PS)/5000rpm[EEC]
●駆動方式:FF(フロントエンジン前輪駆動)
●メーカー希望小売価格:¥3,165,000(税込)