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2018-11-24

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・おいしそうなお菓子があると、買ってしまう。
 大きなメーカーの袋入りや箱入りのものから、
 老舗の生菓子、土産として有名なお菓子、
 食事にもなりそうなあんぱんやらおはぎ、もち類、
 さまざまな菓子パンやら、ケーキ類、
 ゼリーとかドライフルーツとかのフルーツ系、
 アイスクリームや、氷の菓子、甘いカフェオレ的なもの、
 量感はないけれど飴、ガム、なんかもあるな。
 あらゆる角度から、お誘いがあるのだけれど、
 そのいちいちを、「いいよいいよ」「よしよし」と、
 みんな引き受けてしまっている。
 いいのかこれで、糖尿病の入り口に立つ老人として。
 健康のことなんか考えているはずのおやじが、
 お菓子買い放題かよ、というより甘いもの食べ過ぎか。

 甘いものがわるいというつもりは、さらさらない。
 たしかに、甘い誘惑してくるけれど、
 甘いものさんは、そういうふうに生まれてきたのだから、
 しょうがない、魅力を発揮するために生まれたのだ。
 問題はおれっす。
 おれの脳っす。
 「甘いもの依存」に、なってるかもしれない。
 それがないと生きていけない、とまでは言わないが、
 事実上、それなしで生きている日はほとんどない。

 ‥‥なんてどうでもいいことを書いていて、ふと思った。
 この、ぼくにとってのお菓子、甘いものにあたるものが、
 ある人にとってのマンガだったりするのだろう。
 また、ある人にとってのゲームであったりする。
 またまた、ある人にとってのエロねただったりもする。
 そういう変化球ばかりではなく、直球な依存もある。
 「活字中毒」と自称する人にとっての、本である。
 恋愛のある時期にある人にとっての、恋人でもある。
 ない日は落ち着かないという人にとっての、仕事もだ。

 断ち切れないものについて、
 ぼくらはもっと理解をしておくほうがいいんだろうね。
 依存みたいなものは、簡単に断ち切れないけどさ、
 それに「依存してるかも」と意識できていることが、
 すっごく大事なんだと思うんだよね。
 ぼくと甘いものの関係も、見つめ直してみるよ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
断食的に、「断てる日」を設定するのもいいかもしれない。


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