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勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした 作者:灯台
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平和です



 雲ひとつない青空の下、俺は石造りの階段を上っていく。夏の終わりも近付いて気温的には、少し過ごしやすくなったように感じる。

まぁ、もっとも、世界が変わってもシロさんの……神様の祝福というのは有効みたいで、俺自身はそれほど厚さは感じない。


 ぼんやりと景色を眺めつつ目的の場所……母さんと父さんの墓の前に辿り着いた。


「……母さん、父さん。これで最後ってわけじゃないけど、これからはしばらくこれなくなると思う」


 ちなみに今日は日記は無しである。シロさんの試練でいろいろと思う部分もあったし、なんとなく今日の雰囲気には合わない気がした。

 うん、漠然とした予感ではあるけど……たぶん、今日、迎えが来る。


「俺がいない間は、おじさんとおばさんが定期的に来てくれるみたいだし、お墓が汚くなったりはしないと思うよ」


 おじさんとおばさんへの説明は、正直……思っていたよりアッサリと納得してもらえた。というか、実はエデンさんが手を回してくれたみたいで……エデンさんの補佐と名乗る『天照』さんという方が家にきて、ふたりにいろいろと説明してくれたことで、おじさんとおばさんも納得してくれた。

 ちなみに、天照さんは別に日本神話の天照大神だとかそういうわけではなく、エデンさんが補佐用に造った存在で、名前は天照さんが自分で付けたらしい。

 なお、天照さんは『エデンさんの補佐』だと名乗っていたが、エデンさんは天照さんのことを『道具』と呼んでおり、なんとなく不憫な境遇が見え隠れしていた。


 ただその時に強く言われたのは、時々顔を見せに帰ってくること……なんというか、俺自身が壁を作って遠慮していただけで、子供のいないおじさんとおばさんは、俺のことを本当に実の息子のように大切に想ってくれていたみたいで、それが分かったときは少し泣いてしまった。


 ちなみに、光永君はこちらの世界に戻ることはなくあちらへの移住を希望し、エデンさんの手によってこの世界からすでに光永君の記録などは消えている。

 葵ちゃんと陽菜ちゃんは、基本的にはこちらの世界に住み、時折向こうの世界に遊びに行くという形をとるらしい。


 葵ちゃんに関しては「高校卒業したら家とは縁を切って、向こうに移住してもいいかもしれませんね」とも言っていたが、ネットゲームができなくなるのでどうしようか悩み中らしい。

 陽菜ちゃんは「お父さんとお母さんも、老後は向こうの世界に行きたいなぁなんて言ってるんですけど……快人先輩から頼んでみてくれませんか?」と相談してきたので、向こうの世界に戻ったらシロさんに相談してみるつもりだ。


 と、そんなことを考えながら歩いていると……ふいに景色が切り替わった。電脳空間のような景色に、空に見える鉄の星……。


「……エデンさん?」

「こんにちは、宮間快人。そろそろ迎えがこちらに来るようなので、ここに呼びました……どうも迎えに来るのは、神の半身の方らしいですよ」

「そうなんですか……ほんと、エデンさんにはいろいろお世話になって、改めて、ありがとうございます」


 エデンさんにはおじさんとおばさんへの説明もそうだが、俺が向こうの世界に行ったあとの処理だとか、その辺りもサポートしてもらうことになっており、本当に助かっている。

 そう思ってお礼を告げたのだが……。


「礼など不要ですよ。母が子を助けるのは当然のことです。しかし、愛しい我が子があちらに拠点を置くのは、母としては寂しいものです。ですが、たとえどんな世界に行こうと、ここが貴方の故郷であることには変わりません。いつでも戻ってきてください。そうですね、月に一度……いえ、週に一度……日に一度……いや、ですが、それだけの期間に我が子と会えないのは不安ですね。母は心配性なのです。あちらの世界の喋る肉塊どもの洗脳……いえ、教育も済んでいませんし、私の分体もあちらに永住させますか……そうですね、そうしましょう! 愛しき我が子も母と共に在る方が幸せでしょう! そう、そうです! 母と子が別れて暮らすなど間違っている。となれば、私が我が子と共に住めば……」

「……」


 これさえなければ、素直に感謝できるんだけど……というか、勘弁してください。エデンさんと一緒に住んだら、たぶん俺の胃がえげつないことになります。

 しかし、もちろん、エデンさんがこの程度で止まってくれるわけもなく、どす黒いハートの浮かんだ目でこちらを見ながら熱烈に語り続ける。


 それが完全に狂気と呼べる領域に踏み込んだあたりで、空間が裂け……エデンさんが吹き飛ばされた。


「……それ、絶対ボクが許さないからね」

「……この、忌々しい神の半身め……また私と愛しい我が子の逢瀬の邪魔を……チッ」


 現れたのは俺を迎えに来たクロだったが……あれ? いつもならここでエデンさんとクロの喧嘩に発展するんだけど……エデンさんは忌々し気に舌打ちをしたあと、スッとその場から去って行ってしまった。

それに……なんか少し、クロの雰囲気が違う。セミショートの髪の毛が、シロさんぐらい長くなってるし、黒いコートにもなにやら白銀の神秘的な模様が刻まれている。


「まったくもう……っと、気を取り直して! カイトくん! お待たせ、迎えに来たよ!」

「あぁ、久しぶり……ところで、なんかクロ、少し雰囲気違わない?」


 あちらでは二年経過しているとはいえ、なんというか今のクロの存在感はすさまじい。強いていうなら……シロさんに近いだろうか? そこに存在しているだけで、すべての空間を支配下に置いているかのような、他とは隔絶した存在感はシロさんと初めて出会ったときにも感じたものだ。


「うん? ああ、いまのボクは『シロと融合してる』からね」

「……融合? え? そんなことできるの?」

「うん。ボクとシロは元々はひとつの存在だったからね……まぁ、いまはボクを主体に融合してるから、元の姿に戻るってのとはちょっと違うけどね」


 なるほど、クロとシロさんは元々全能の力がふたつに別れた存在。そして現在は、その本来の力を取り戻した……いてみれば全能の神様の状態ってわけだ。

 なるほど、この凄まじい存在感にも納得がいく。でも、なんでまた融合してきたんだろう? 融合しないと異世界に移動は難しいってことなのか?


「ううん、そういうわけじゃないんだけど……いや、その、シロとどっちがカイトくんを迎えに行くかでもめてね。長いこと勝負してたんだけど……どうも決着が付かなくてさ、最終的に融合していこうってことで話は纏まったんだけど……」

「……」


 流石シロさんと融合しているだけあって、クロは俺の心を読んで言葉を返してくるが……うん。まさかの予想が当たってた!?


「今度は『どっちをベースに融合するかでもめて』……最終的に、ボクがじゃんけんで勝ったから、ボクをベースに融合して迎えに来たんだよ」

「……そ、そうなんだ。た、大変だったんだな……」


 ……ふたりで一緒に来ればよかったんじゃないかな?


「……だって、一番にカイトくんに会いたかったんだもん」

「う、う~ん」

「いやいや、これすごく重要なことだよ! というか、そもそもカイトくんにとっては二ヶ月だけど、ボクは二年待ってたわけだし……いや、まぁ、いままで生きてきた年月に比べればものすごく短い期間だけど……寂しかったんだもん」


 どこか拗ねたような口調で言いながら、クロはそっと俺に抱き着いてくる。なんというか、単純な話ではあるが……その言葉が酷く嬉しくて、先ほどまで浮かんでいた呆れだとかはどうでもよくなってしまった。

 小柄なクロの体を強く抱きしめ返す。二ヶ月と二年の差はあれど、俺だってクロと会いたかったし……正直言えば寂しかった。

 だから……もう少しの間……この幸せな温もりを感じていたい。











 まぁ、世界間の転移だと言っても、そもそも最初に召喚された時も一瞬だったわけで……全能の力を持つクロに連れられての移動なので、もちろんトラブルなんかもない。

 というわけで、俺はあっさりと懐かしきトリニィアに戻ってきた。場所は……どこだろう? 小高い丘みたいだけど、見覚えは無い。

 あっ、でも、遠くに勇者の丘が見えるから……友好都市の近くかな?


「……ちなみに、なんでここ?」

「なんとなく!」


 この場所を転移先に選んだのは、特に理由もなくなんとなくとのこと……まぁ、クロらしいと言えばクロらしい。そう思いながらクロの方を振り向くと、クロはいつも通りのセミショートと黒いコートの姿に戻っていた。


「あれ? クロ、元に戻ってる?」

「うん、融合はこの世界に着いてすぐ解除したよ。あぁ、あと、シロから伝言。『挨拶を終えたら神域にきてください』だってさ」

「うん? 了解」


 もちろんシロさんにも挨拶はするつもりだが、わざわざクロに伝言を頼むってことは、なにかしら用事があるのかもしれない。

 挨拶を終えたら~ってことは、神域に行くのは最後にして、先に皆のところを回った方がいいかな。


 そんなことを考えていると、不意に手を引かれた。振り返ると、そこには満面の笑顔を浮かべたクロの顔がある。


「まぁ、なにはともあれ……『おかえり』! カイトくん!」


 あぁ、やっぱり……クロはズルい。いつもそうやって、俺が一番欲しい言葉を当たり前のように言ってくれる。


「……『ただいま』」


 愛おしくてたまらない彼女を再び抱き寄せながら、ありったけの想いを込めてそう告げた。






 拝啓、母さん、父さん――始まりはそう、勇者召喚に巻き込まれて異世界にやって来たこと。その異世界は俺が想像していたものとは違って、温かな優しさに満ち溢れた平和な場所だった。

 たくさんの温もりに触れて、たくさんの優しさを注いでもらって、止まっていた俺の物語はこの世界で再び動き始め……俺はこの世界で、宝物を見つけた。


 なんて、いまさら日記に書くまでもないことかな? これまでたくさんのことを綴ってきた。そしてこれからも、日記は書き続けていく。俺の物語は続いていく。

 だけど、うん……ここで一度、筆を置かせてほしい。大切な人たちが与えてくれるものが多すぎて、見せてくれる景色が多様すぎて、とても書き切れないから……。

 あと、拝啓だとか、そんな手紙みたいな書き方をするのもやめにする。母さんと父さんに報告したいことは、手紙じゃなくて里帰り……世界帰り? をした時にでも、自分の口と言葉で伝えるよ。


 最後に、この世界にきて初めて書いた日記の言葉を少しだけ変えて締めくくりたい。


 拝啓、お母様、お父様――勇者召喚に巻き込まれてしまいました。だけど、異世界は……ううん、これから先、俺が生きていくこの世界は――きっとこれからも――平和です。





シリアス先輩「いい最終回だった。これで私もお役御免だね。いままでありがとう、さらば!」

???「こらこら、どこ行くんすか? まだ『第一部(600話オーバー)』が終わっただけっすよ。まだこれから第二部なんすから……逃がしませんよ」

シリアス先輩「……シリアスは……あるの?」

???「逆に聞きます。一年という制限が解除されて、世界のトップどころか神様も味方っていう環境で……あると思うんすか?」

シリアス先輩「いやだぁぁぁぁぁ!? おうちかえるぅぅぅぅ!?」

???「残念、ここが貴女のおうちです」

シリアス先輩「砂糖やだぁぁぁぁぁ!!」


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