【チェルトナム(英国)大友信彦】当地に遠征中のラグビー日本代表は、24日(日本時間は同日深夜)にグロスターでロシア代表と今季最終戦となるテストマッチを行う。来年のW杯開幕戦の相手であるロシアとは、2013年11月以来5年ぶり6回目の対戦で、これまでは日本の4勝1敗。負けられないW杯前哨戦となる。
ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)も、すでにW杯は始まっているといいたげな口調だった。22日の練習前に行われたメンバー発表会見で「W杯の1次リーグ4試合を戦いきる力量があるかどうかを見極める試合になる」とキッパリ。SHに1年半ぶりの代表復帰となる茂野、リザーブにはノンキャップのCTB梶村を入れるなど若手を起用する一方で、リーチ主将や、エースWTB福岡らチームの主軸は代えない。
「必要なのは、W杯の4試合をベストで戦いきる世界レベルの選手。そもそも、私は彼らが疲労しているとは思っていないよ」と同HC。10月26日の世界選抜戦から始まった秋の4連戦。最後のロシア戦をタフに戦いきり、来年のW杯に弾みをつける。