【プロ野球】輝星、大志の誓いで「日本一の投手になる」 背番号「18」に決定2018年11月24日 紙面から
日本ハムは23日、札幌市内で育成選手を含む新入団8選手の記者会見を行った。ドラフト1位の金足農高・吉田輝星投手(17)は会見前に他の新人選手らと羊ケ丘展望台にあるクラーク博士の像を見学し、「日本一の投手になる」と大志を掲げた。背番号も18に決まり、中日・松坂大輔投手(38)のルーキー時代をほうふつさせる活躍を目指す。 輝星よ、大志を抱け。球団が新人選手の記念撮影の場所として選んだのは札幌の景色が一望できるクラーク博士の銅像前。台座にはポストが設置され、将来の夢や目標を「大志の誓い」として用紙に書いて投函(とうかん)できるようになっている。もちろん吉田も決意をしたためた。 「日々進化して日本一の投手になる。野球だけでなく人間としても成長する」 吉田にとって日本一の投手とは-。「日本一を達成するときにそこで投げること。絶対に達成するという強い気持ちで書きました」。頂を目指すのにふさわしい数字も背中に輝く。背番号は18に決まった。「エースナンバーと言われているので番号に負けないピッチングをしたい。1年目から1軍で活躍したい」。高卒ルーキーで18を背負い、圧倒的な数字を残したといえば松坂だ。 1999年4月7日の日本ハム戦(東京ドーム)でデビューすると、1年目は16勝5敗、防御率2・60。新人王はもちろん最多勝のタイトルも獲得した。2001年生まれの吉田にとっては生まれる前の話。それでも「1年目からすごく活躍したのは知っています。松坂さんのように活躍するにはまだまだ努力が必要。すぐに1軍にあがって勝利に貢献できるようになりたい」とキッパリ。1月の合同自主トレまでの期間も母校での走り込みを中心に鍛え上げるつもりだ。 この日は札幌ドームにも訪れ「でかくてビックリした」と笑顔を見せた。2023年には天然芝の新球場がオープンする予定となっている。「初めての試合で先発したい」。夢は無限に広がるばかりだ。 (土屋善文) ◆性格は「短気です」自分の性格を聞かれた吉田は「短気です」と意外な素顔を明かした。高校2年まではマウンド上でもささいなことで腹を立てることが多かったという。「3年の甲子園のときにやっと感情が抑えられるようになった。すこし成長できたので、ピッチングにもつながった。普段もだいぶ隠せるようになってきた。しっかりした人間になりたいですね」と決意を述べていた。
|