ゲイ雑誌「さぶ」は何故「さぶ」と名づけられたのですか？

「さぶ」は1974年11月に創刊されましたが、
この名づけ親は｢三島剛」氏です。

彼は「さぶ」の表紙、グラビアを担当としている人物です。
男臭い絵で有名です。

この｢三島剛」のペンネームは、三島由紀夫からもらったものです。
当時ボディビルに凝っていた三島由紀夫とジムで出会い、
意気投合した二人は、一緒に男の裸体画などを遊びで描いていました。
この時、「三島剛」のペンネームをもらったのです。

「さぶ」は男臭さ、短髪、褌、入れ墨、日本刀、切腹という
日本男児をテーマとしていました。
これは三島自身のイメージを投影したと言われています。

さて、ネーミングの由来なんですが、
残念ながら、はっきりとはわかっていません。

ここからは完全な推測になります。

①三島剛は１８歳で陸軍に入隊し、上官との命がけの恋をしたそうです。
もしかしたら、その上官の名前に由来しているのかもしれません。

②ぺンネームをもらうほど昵懇の仲だった三島由紀夫。
彼の｢三」をもじったものかもしれません。

このあたりに私の推測は落ち着くのですが…。
もしかしたら、想像力貧困な考えで、もっと深い意味があるのかも
しれませんね。

その三島剛は1982年57歳の若さで永眠しています。