カラーベストから軽量瓦へ重ね葺き【カバー工法】
カバー工法とは?
屋根のカバー工法とは、既存の屋根材は取り壊さずに、その上から新しい屋根瓦をかぶせて屋根の改修をする工法です。古い瓦の撤去や廃棄処分にかかる費用がかからないので、低コストで環境にやさしく、工期が短いのが特徴です。主にカラーベストと呼ばれるスレート屋根からの葺き替えにこの工法がよく使われます。(日本瓦からの葺き替えでは、カバー工法はできません。)寝屋川・枚方辺りでも、この工法で屋根の改修工事しているところをよく見うけられます。
超軽量な金属瓦がおすすめです
建物の重量負担を考えると、カバー工法に採用する屋根材はなるべく軽い瓦にしたいものです。寝屋川・枚方地域を中心とする弊社の場合、重ね葺き(カバー工法)に採用する屋根材は、特に軽量な金属瓦を使用します。
1㎡当りの重量
横葺金属瓦(ガルテクト) 約5kg
スレート屋根(カラーベスト) 約19kg
日本瓦(葺き土含まず) 約50kg
スレート屋根の上にガルテクトを重ね葺き 約24kg(5+19)
カバー工法のメリット(1)断熱性がUP
カバー工法で弊社が採用するかわら(金属製)は、裏側に断熱材が付いたものや波形状で空気層があるものを使用しますので、断熱性能は以前より確実に上がります。太陽にさらされた屋根の熱気を下の部屋に伝えにくくすることで、暑い夏場を少しでも快適に過ごすことができ、冷暖房のコストも抑えることにもつながります。
カバー工法のメリット(2)工期が短い
今の屋根材をはがさずに工事するので、当然工期はその分だけ短くてすみます。又既存の屋根を解体しないのでホコリもたちにくく、ご近所に迷惑をお掛けすることも少なくなります。
カバー工法のメリット(3)長期間メンテナンスが不要
ガルバリウム鋼板(亜鉛とアルミの合金メッキ鋼板)の素材の瓦で屋根を葺き替えた場合、その材料品質の保証は10~30年で(製品によって年数や内容が違います)、葺き替え後、屋根材については長期間メンテナンスが不要です。(コーキング打ちかえ等のメンテナンスが必要な場合があります。)カラーベストの塗り替えを定期的に行う事を考えると、コスト的にも結局お得なこともあります。
カバー工法で気を付けたい事(1) 屋根が重くなります。
軽い材料を採用しても、既存の屋根をはがさないのでわずかでも確実に屋根の重量は重くなります。横葺金属屋根の場合、その重量は1㎡当り約5kg。既存のカラーベストは1㎡当り約19kgなので、カラーベスト屋根から横葺金属瓦をかぶせると合わせて1㎡当り24kgになります。1㎡当り24kgの屋根は一般的には軽い屋根に属し、日本瓦(50kg/㎡)の半分以下ですが、わずかとは言え重くなることを考慮すると、地震に対して不安のある建物にはあまりおススメできません。
カバー工法で気を付けたい事(2) 下地が脆弱な場合は工事できません
既存の屋根(カラーベスト)の下地が腐食している場合や、板の厚みが薄い(12mm以下)場合はそのまま工事できません。その場合は。既存の屋根の上からさらに構造用合板(12mm)を張るか、既存の瓦を撤去して下地をやり直すかしてから、屋根の葺き替えを行います。
【工事工程】カラーベストから横葺金属瓦を重ね葺き
①施工前


築20年、当初は塗り替えをする予定でした。屋根に上って実際に現地調査してみると、瓦にヒビや欠けがあり、思いの他屋根材が傷んでいました。基材が脆くなった瓦を塗装しても塗膜が長持ちしないだろうということで、カバー工法で屋根を葺き替えることにしました。
②ゼロスターターの取付

軒先のゼロスターター(唐草)を取付、本体かわらを取り付ける準備をします。

カラーベストの先端に引っ掛ける感じでゼロスターターを取り付けます。
③本体瓦施工

まず防水シートを敷設し、その上に本体瓦を施工します。
軒先のゼロスターター(唐草)に、本体瓦の先端を組み合わせ、2枚目瓦との重ね部にコースねじでしっかり固定しました。

防水シートを敷設しながら、本体瓦を固定していきます。

1面が葺き上がりました。

本体瓦の施工はこれで完了です。次は棟部の施工です
④棟包みの施工

耐久性の高い樹脂製の下地材「エコランバー」を取り付けてから、スクリング釘で棟包みを固定します。

棟の重ね部には雨水が回り込まないように、コーキングをします。

棟の取付完了
⑤完成

見積り例(カバー工法:カラーベストから横葺金属瓦へ)

↑↑↑(見積もり例)画像をクリックして拡大
カバー工法におススメの屋根瓦
横葺金属瓦
・福泉工業 MFシルキー(紹介ページへGO!)
・アイジー工業 ガルテクト、ガルテクトF(紹介ページへGO!)
天然石付金属かわら
・新東 かわらS かわらSⅡ(紹介ページへGO!)
カバー工法とは?
屋根のカバー工法とは、既存の屋根材は取り壊さずに、その上から新しい屋根瓦をかぶせて屋根の改修をする工法です。古い瓦の撤去や廃棄処分にかかる費用がかからないので、低コストで環境にやさしく、工期が短いのが特徴です。主にカラーベストと呼ばれるスレート屋根からの葺き替えにこの工法がよく使われます。(日本瓦からの葺き替えでは、カバー工法はできません。)寝屋川・枚方辺りでも、この工法で屋根の改修工事しているところをよく見うけられます。
超軽量な金属瓦がおすすめです
建物の重量負担を考えると、カバー工法に採用する屋根材はなるべく軽い瓦にしたいものです。寝屋川・枚方地域を中心とする弊社の場合、重ね葺き(カバー工法)に採用する屋根材は、特に軽量な金属瓦を使用します。
1㎡当りの重量
横葺金属瓦(ガルテクト) 約5kg
スレート屋根(カラーベスト) 約19kg
日本瓦(葺き土含まず) 約50kg
スレート屋根の上にガルテクトを重ね葺き 約24kg(5+19)
カバー工法のメリット(1)断熱性がUP
カバー工法で弊社が採用するかわら(金属製)は、裏側に断熱材が付いたものや波形状で空気層があるものを使用しますので、断熱性能は以前より確実に上がります。太陽にさらされた屋根の熱気を下の部屋に伝えにくくすることで、暑い夏場を少しでも快適に過ごすことができ、冷暖房のコストも抑えることにもつながります。
カバー工法のメリット(2)工期が短い
今の屋根材をはがさずに工事するので、当然工期はその分だけ短くてすみます。又既存の屋根を解体しないのでホコリもたちにくく、ご近所に迷惑をお掛けすることも少なくなります。
カバー工法のメリット(3)長期間メンテナンスが不要
ガルバリウム鋼板(亜鉛とアルミの合金メッキ鋼板)の素材の瓦で屋根を葺き替えた場合、その材料品質の保証は10~30年で(製品によって年数や内容が違います)、葺き替え後、屋根材については長期間メンテナンスが不要です。(コーキング打ちかえ等のメンテナンスが必要な場合があります。)カラーベストの塗り替えを定期的に行う事を考えると、コスト的にも結局お得なこともあります。
カバー工法で気を付けたい事(1) 屋根が重くなります。
軽い材料を採用しても、既存の屋根をはがさないのでわずかでも確実に屋根の重量は重くなります。横葺金属屋根の場合、その重量は1㎡当り約5kg。既存のカラーベストは1㎡当り約19kgなので、カラーベスト屋根から横葺金属瓦をかぶせると合わせて1㎡当り24kgになります。1㎡当り24kgの屋根は一般的には軽い屋根に属し、日本瓦(50kg/㎡)の半分以下ですが、わずかとは言え重くなることを考慮すると、地震に対して不安のある建物にはあまりおススメできません。
カバー工法で気を付けたい事(2) 下地が脆弱な場合は工事できません
既存の屋根(カラーベスト)の下地が腐食している場合や、板の厚みが薄い(12mm以下)場合はそのまま工事できません。その場合は。既存の屋根の上からさらに構造用合板(12mm)を張るか、既存の瓦を撤去して下地をやり直すかしてから、屋根の葺き替えを行います。
【工事工程】カラーベストから横葺金属瓦を重ね葺き
①施工前
築20年、当初は塗り替えをする予定でした。屋根に上って実際に現地調査してみると、瓦にヒビや欠けがあり、思いの他屋根材が傷んでいました。基材が脆くなった瓦を塗装しても塗膜が長持ちしないだろうということで、カバー工法で屋根を葺き替えることにしました。
②ゼロスターターの取付
軒先のゼロスターター(唐草)を取付、本体かわらを取り付ける準備をします。
カラーベストの先端に引っ掛ける感じでゼロスターターを取り付けます。
③本体瓦施工
まず防水シートを敷設し、その上に本体瓦を施工します。
軒先のゼロスターター(唐草)に、本体瓦の先端を組み合わせ、2枚目瓦との重ね部にコースねじでしっかり固定しました。
防水シートを敷設しながら、本体瓦を固定していきます。
1面が葺き上がりました。
本体瓦の施工はこれで完了です。次は棟部の施工です
④棟包みの施工
耐久性の高い樹脂製の下地材「エコランバー」を取り付けてから、スクリング釘で棟包みを固定します。
棟の重ね部には雨水が回り込まないように、コーキングをします。
棟の取付完了
⑤完成
見積り例(カバー工法:カラーベストから横葺金属瓦へ)
↑↑↑(見積もり例)画像をクリックして拡大
カバー工法におススメの屋根瓦
横葺金属瓦
・福泉工業 MFシルキー(紹介ページへGO!)
・アイジー工業 ガルテクト、ガルテクトF(紹介ページへGO!)
天然石付金属かわら
・新東 かわらS かわらSⅡ(紹介ページへGO!)