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【ゴルフ】

遼、笑顔なき好発進 日本シリーズJT杯出場へショット復調

2018年11月23日 紙面から

4アンダーで暫定7位の石川

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◇カシオワールドOP<第1日>

 ▽22日、高知県芸西村・Kochi黒潮CC(7335ヤード、パー72)▽雨後晴れ、15・3度、南0・6メートル▽賞金総額2億円、優勝4000万円▽108選手(うちアマ6人)▽観衆1494人

 激しい雨のため開始が1時間30分遅れて、12人が第1ラウンドを終えられなかった。所属先の主催大会でホストプロを務める石川遼(27)=カシオ=は68で回り、4アンダーで暫定7位発進。勝てば初の賞金王が決まる今平周吾(26)と浅地洋佑(25)、嘉数光倫(28)=エナジック=の3人が6アンダーで暫定首位に並んだ。

 5バーディー、1ボギーの68で4アンダー、トップに2打差の暫定7位。数字だけを見れば、まずまずだ。しかし、報道陣に囲まれた石川は「一打一打、自分がどう感じるか。自分が納得できるか。それを考えると、まだまだの内容だった」。笑顔も安堵(あんど)もなかった。

 スタートの10番からドライバーショットを左バンカーに入れた。11番は6メートルを3パットしてボギー。2パット目は1メートル弱の難しいフックライン。それを打ち切れなかった。13番はバーディーを決めたとはいえ、第1打を右に押し出し、ボールはカート道に当たって大きくバウンドした。もう少しでOBという大ミスだった。

 ただ、少しずつ明るい材料も見えてきた。ドライバーショットは数週間前に「フェースがどこを向いているか分からない」というほど重い症状だったが「それが分かるようになってきた。それだけでも、世界が変わった」。18番パー5の第2打はフェアウエーからドライバーを握った。2オンはならなかったが、グリーンそばまで運び、バーディーにつなげた。

 今季優勝者や賞金ランク上位者ら30人だけが出られる次週の日本シリーズJT杯(東京よみうりCC)の出場優先順位は、現在28番目。今週の成績次第で当落が決まる。万一、予選を通過できなければ、第2日が今季最後の日となる。石川は「JT杯は特に意識していない。いい結果を求める一番の近道は、自分のことに集中すること」と話した。 (大西洋和)

 

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