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【サッカー】

土居が千金ゴール 鹿島、競り勝ちで2年ぶり4強

2018年11月22日 紙面から

鹿島-甲府 後半31分、鹿島のFW土居(左)が先制ゴール決める=中銀スタジアムで(いずれも梅津忠之撮影)

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◇天皇杯 鹿島1-0甲府

 準々決勝の残り1試合が行われ、J1の鹿島がJ2甲府を1-0で下し、2大会ぶりの4強入りを決めた。後半に土居が決勝点を奪った。12月12~22日のクラブW杯に出場する鹿島がベスト4入りしたため、浦和-鹿島、仙台-山形の準決勝は12月5日、決勝は同9日に前倒しして開催される。

 0-0で迎えた後半31分、ペナルティーエリア内、左45度からの鹿島・土居の右足シュートがゴール右上を射抜いた。

 「(右で打つと)いつもは力が入っちゃうんだけど、あの時はうまく抜けた」。均衡を破り、結果、決勝点となった一撃に自然と表情も和らぐ。「この前訪問した地元(ホームタウン)の小学校で約束したので」とワインとおにぎりを両手で表現したゴール後パフォーマンスも披露。「できないまま終わらず、(約束を)果たせて良かった」と胸をなで下ろした。

 半分は永木のゴールだった。前半は「相手のカウンターも鋭かったし、リスクを負うよりは」と自重していた攻め上がりを勝負どころで解禁。センターサークル付近から力感あふれるドリブルが相手の守備に混乱を呼び、土居をフリーにした。

 クラブ通算20冠目をアジア・チャンピオンズリーグ初制覇で飾ってからまだ11日。“大きな山を登った後”の気持ちの切り替えは容易ではなく、「メンタル面で難しい試合だった」(大岩監督)が、そんな試合でも90分間でしっかり仕留めるあたりが勝負強い、試合巧者と言われて久しい鹿島。「なかなかうまくいかない中で選手が臨機応変に対応、修正してくれた。次につながる勝利」と同監督。鹿島が21冠目に向け、再び力強く踏み出した。 (内田修一)

喜びのホーズを見せる土居

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