規制業種のリスク投資とは11月のバリュー投資塾
ラッセル2000指数目利き力を高めるにはバリュエーション
「収益バリュー投資」音声CDファイブフォース分析ついに我が家まで


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ショートコラム(2018年11月)

■ついに我が家まで(2018年11月22日) NEW!

ついに我が家まで案内が来ました。証券業界が総出で対応している、ソフトバンク(9434)のIPOです。

親族が開いていた対面証券の口座で、久しく使っていないはず。記念にアップしておきます。

ソフトバンク 株式売出し


■ファイブフォース分析(2018年11月21日) NEW!

今月のバリュー投資塾では、久々にファイブフォース分析を取り上げました。

もしファイブフォース分析を含めた、ポーター教授の「競争の戦略」に関して学びたければ、次の書籍をおすすめします。

ポーター教授『競争の戦略』入門

分かりやすく書かれており、かつて私も本書で勉強しました。定性分析を欠かせないバリュー投資家にとって、この手の知識は必須といえるでしょう。

ファイブフォース分析


■「収益バリュー投資」音声CD(2018年11月20日)

11月のバリュー投資塾「収益バリュー投資」音声CDを販売します。

昨日、18日に開催した大阪セミナーの音声編集を一気に行い、完成させました。相場が難しい局面に差し掛かる中で、皆様の投資判断に役立てていただければ幸いです。

ご購入を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入してお申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。

なお、前もってお申込み・ご入金をいただいた分は、本日中に最寄りの郵便局から発送予定です。

「収益バリュー投資」音声CD
セット
内容

CD1枚組(mp3形式の音声データ約262分、pdf形式のテキスト66ページ、資料3ページ付き)、2018年11月18日収録

バリュー投資塾の音声を収録しています。映像は含まれておりません。意見交換や質疑応答などについても、できる範囲で収録しました。

CD代金

銀行振込 25,920円

ご着金を確認後、最寄りの郵便局より郵送いたします。

内容

現在の主流である「本物の収益力を割安に買う」収益バリュー投資についてお話しします。

テキスト
目次

第1部 バリューとは何か
1-1 資産バリュー
1-2 ウチダエスコ(4699)
1-3 ニッピ(7932)
1-4 収益バリュー
1-5 薬王堂(3385)
1-6 資産バリューと収益バリュー

第2部 その収益力は本物か
2-1 収益力の持続性
2-2 ファイブフォース分析
2-3 ホクリヨウ(1384)
2-4 トレジャー・ファクトリー(3093)
2-5 鳥貴族(3193)
2-6 ハビックス(3895)
2-7 カドカワ(9468)

第3部 収益力の源泉は何か
3-1 強固な外部ネットワーク
3-2 日本M&Aセンター(2127)
3-3 プレステージ・インターナショナル(4290)
3-4 一貫したバリューチェーン
3-5 ニトリ(9843)
3-6 顧客ターゲットの明確化
3-7 東祥(8920)
3-8 ホワイトカラーの生産性向上
3-9 キーエンス(6861)
3-10 卓越した経営者

第4部 厳選収益バリュー株
4-1 A社(サービス)
4-2 B社(小売業)
4-3 C社(小売業)
4-4 D社(小売業)
4-5 E社(サービス)
4-6 F社(サービス)
4-7 G社(電気機器)
4-8 H社(保険)


■バリュエーション(2018年11月15日)

市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学』より引用します。

ただし、とりわけバリュエーション尺度がそれぞれの常識的な水準から乖離していない状況で、市場サイクルが極限に達することはありえないという点は、把握しておく必要がある。

とっても重要なポイントです。

つまり、これから本格的な下げ相場に転じた場合、株価がフェアバリューよりちょっと割安な水準では下げ止まらないということです。

ウソだと思うなら、2009年の会社四季報を見てください。信じられないほどの安値を付けている銘柄がゴロゴロしているはず。

そういった市場サイクルを考慮せず、好景気により下駄を履いているEPSを元に「この銘柄は割安」とばかりに買いを入れれば、含み損に苦しめられます。業績下方修正が発表され、梯子を外されることも度々起こるでしょう。

しまいには安値で投げさせられ、捨て台詞を吐いて去っていくのです。「バリュー投資なんて儲からない」と。


■目利き力を高めるには(2018年11月13日)

目利き力を高めるためには、今のような企業の内包していたリスクが表面化しつつある時期に、市場に居座り続け、その動向をじっくりと観察することです。

現に、この度発表させた第2四半期決算にも、勉強になる事例が少なくありません。

今後、株式投資のパフォーマンスが冴えない時期が続くかもしれませんけど、いちばん力が付くのは投資家自身が逆境に立たされたときです。

そこでめげてしまうか、何かを学び取るか、皆さんは果たしてどちらの道を選ばれるでしょうか。


■ラッセル2000指数(2018年11月12日)

下図は、米国の小型株指数であるラッセル2000の株価チャートです。この10月に急落しており、今後の動向が注目されます。

個人が小型株を好むのは万国共通でしょうから、海の向こうでも悲鳴が聞こえているに違いありません。

万が一、足元の株価が戻り高値になってしまえば、個人投資家のモチベーションに相当な悪影響を与えそうです。

ラッセル2000 株価チャート


■11月のバリュー投資塾(2018年11月7日)

皆さんの中には「何をいまさら」と思われる方もいらっしゃるでしょうけど、株価に関しては次の式が成り立ちます。

●株価 = PER × EPS

ゆえに投資に当たっては、PER(株価収益率)とEPS(1株当たり利益)の双方に注目する必要があります。

いくら低PERでも、景気や市況の影響、競争激化などにより、株価を決める前提となっているEPSを達成できなければ意味がないからです。

とりわけ、微妙な国際情勢や来年の消費税増税を踏まえ、景気のピークアウトが懸念されている足元の状況においては、EPSが本物の収益力を表しているのかどうかについて、考察を必要とします。

そこで11月のバリュー投資塾では「収益バリュー投資」をテーマとしました。

今日におけるバリュー投資の主流は「企業の備えている持続的な競争優位を割安に買う」ですが、私なりに言い換えれば「本物の収益力を割安に買う」 という表現になります。王道的なバリュー投資を目指したい方の、何らかの参考になれば幸いです。

ご参加を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入してお申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。

ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。

11月のテーマは「収益バリュー投資」です
日時・場所

2018年11月23日(金祝)10:30~16:50 東京・大井町 きゅりあん

2018年11月18日(日)10:30~16:50 大阪・天満橋 エル・おおさか

人数

少人数制(10名様程度まで)

受講料

銀行振込 25,920円 当日現金 28,000円

3日前までのキャンセルは返金いたします。それ以後のキャンセルは音声CDでの受講に振替させていただきます。

大阪のみ、セミナー終了後に懇親会を行います(9月に開催しなかったため)。参加は任意。費用は実費です。

内容

現在の主流である「本物の収益力を割安に買う」収益バリュー投資についてお話しします。

テキスト
目次

第1部 バリューとは何か
1-1 資産バリュー
1-2 ウチダエスコ(4699)
1-3 ニッピ(7932)
1-4 収益バリュー
1-5 薬王堂(3385)
1-6 資産バリューと収益バリュー

第2部 その収益力は本物か
2-1 収益力の持続性
2-2 ファイブフォース分析
2-3 ホクリヨウ(1384)
2-4 トレジャー・ファクトリー(3093)
2-5 鳥貴族(3193)
2-6 ハビックス(3895)
2-7 カドカワ(9468)

第3部 収益力の源泉は何か
3-1 強固な外部ネットワーク
3-2 日本M&Aセンター(2127)
3-3 プレステージ・インターナショナル(4290)
3-4 一貫したバリューチェーン
3-5 ニトリ(9843)
3-6 顧客ターゲットの明確化
3-7 東祥(8920)
3-8 ホワイトカラーの生産性向上
3-9 キーエンス(6861)
3-10 卓越した経営者

第4部 厳選収益バリュー株
4-1 A社(サービス)
4-2 B社(小売業)
4-3 C社(小売業)
4-4 D社(小売業)
4-5 E社(サービス)
4-6 F社(サービス)
4-7 G社(電気機器)
4-8 H社(保険)


■投資とは(2018年11月4日)

ハワード・マークスの新刊『市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学』は書き出しが素晴らしいです。

投資とは将来の金融情勢に備えることである。その定義は単純明快だ。むこう数年に生じる出来事から利益が得られると期待されるポートフォリオを今、組むのである。

長期投資家の私は、3年後を見据えたポートフォリオを組むよう、心がけています。しかし、そういった見方ができるようになったのは割と最近です。

2008年のリーマンショックで痛い目にあうまでは「常にどの銘柄を買うか」目先ばかりを追っていました。リスク許容度の低下していた2011年3月の東日本大震災直後は、3年待てるだけの余裕がありませんでした。

「今買って、3年後に笑っていられる投資対象はいったい何だろうか?」そんな自問自答を続ける日々を送っています。


■規制業種のリスク(2018年11月2日)

昨日、携帯電話3社の株価が急落しました。政府高官の発言を受けて、NTTドコモが大幅な料金値下げを発表したためです。他社も対抗せざるを得ないでしょう。

各社とも基地局などの先行投資が終わり、携帯電話事業が「金のなる木」に育ったところで、政府から思わぬ横やりが入った形となりました。

実は我が国では、こういったことが珍しくありません。ジェネリック医薬品大手も、厚生労働省の使用促進策に乗せられ、増産のため大がかりな設備投資に踏み切ったところで、薬価を引き下げられました。

規制業種は、競争が比較的緩い分、政治家の人気取りを含めた国策に振り回されるという、特有のリスクを抱えています。税金を収益源としている介護業界なども同様です。投資に当たっては、そういった点を十分に留意する必要がありそうです。



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