お色気たっぷりの時代劇、女忍者・くノ一が復活する。1960年代に東映映画で、90年代はビデオ映画でヒットした「くノ一忍法帖」の新作映画が製作され、公開が始まった。
くノ一忍法帖は山田風太郎氏の伝奇小説が原作で、映画ではお色気を駆使した奇想天外な忍法合戦が繰り広げられるのが定番だ。8作あるビデオ映画では、葉山レイコや小松美幸、中嶋美智代といった当時人気のセクシー女優が相次いでヌードを披露して、レンタルビデオ店の中心コンテンツとなっていた。
10年以上の間をおいて復活した新作は「くノ一忍法帖 影ノ月」。徳川吉宗と尾張藩主・徳川宗春のメンツをかけた争いに身を張る紀州のくノ一と甲賀忍者の死闘が展開される。吉宗側の手先となって戦うくノ一たちを演じるのは阿部真理(26)、森下悠里(26)のグラドル勢や人気セクシー女優の西野翔(25)といった面々だ。
さすがに阿部や森下のオールヌードはないが、赤いふんどし姿で露出度は限界ギリギリ。2人が見せられない部分は、AVクイーンの西野が体当たり演技でカバーする。くノ一ではないが、水谷ケイも将軍とのカラミシーンで熟女エロスを発散している。
股から花粉を飛ばして惑わす「女陰花(にょいんばな)」や、敵を子宮に吸い込む「胎内帰郷(さとがえり)」、乳首から猛毒の母乳を噴射する「暴れ乳(あばれちち)」と、繰り出される忍法も多種多彩。「インターネットではお手軽なエロ動画があふれているが、中高年男性は作り込んだエロスこそ満足する。時代劇エロスはまさに王道。もっと官能シーンを丁寧に作り込んでいけば、映画もDVDもかつてのような人気を取り戻せるだろう」(ベテラン評論家)。
映画は東京・銀座シネパトス、大阪・シネヌーヴォXなどで公開中。7月6日にはブルーレイ、DVDが発売される。



















