東京五輪マラソン開始時刻、前倒し協議へ　

　２０２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は２１日、暑さ対策を徹底するため、午前７時としている五輪マラソンのスタート時刻の前倒しを国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）や国際陸上競技連盟などと協議する意向を示した。自民党が同日、大会に合わせたサマータイム（夏時間）導入の断念を正式表明したため、対応を急ぐ。

　どれだけ早めるかについて「５時半と言う方もいるし、６時と言う方もいる」と明言を避けた。関係者によると、６時開始とする案を軸に本格的な調整に入る見通し。１２月に東京で予定されているＩＯＣ調整委員会などとの会議までに方向性を出すことを目指す。