ソフトバンク・甲斐、結婚していた　今年３月に婚姻届、福岡市出身の26歳

　ソフトバンクの甲斐拓也捕手（２６）が結婚していたことが２１日、分かった。お相手は福岡市出身の２６歳の一般女性。自身初めて開幕マスクをかぶった今年３月３０日に婚姻届を出し、新婚生活をスタートさせている。「甲斐キャノン」と称される肩で育成出身ドラフト選手初の日本シリーズＭＶＰに輝くまで飛躍を遂げた扇の要には、育成時代から支えてくれる愛妻の存在があった。

　背番号１３０を背負い、育成選手としては勝負の３年目だった２０１３年春。甲斐は愛妻と知人の紹介で知り合った。球場では張り詰めた面持ちでプレーを続ける中、当時学生で野球のことは詳しくなかったという妻と過ごす時間は「本来の自分でいられた」。同年９月に交際を始めると、同年１１月には支配下登録をつかみ取った。今年３月３０日、オリックスとの開幕戦の前に婚姻届を提出。「今年にかける思いは強く、大事な日だった」。日本シリーズでは６連続盗塁阻止の新記録。「甲斐キャノン」の代名詞を全国にとどろかせるなど、さらなる飛躍を遂げた。

　同居を始めてからは実家と同じシーズー犬のハナ（３）がかすがいだったが、１０月には長男も誕生した。「家族のためにも、誰にも負けないキャッチャーにならないといけない」。家族とともに喜びを分かち合い、試練も一緒に乗り越えていく。