今年からリニューアルされた競輪祭(11月20~25日)の出場メンバーが発表された。G1で初のナイター開催。そして4日制から6日制へ。新人王と競輪王の2本立てだった頃は6日制だったが99年から4日制に移行。約20年ぶりの6日制復活となった。さらにガールズグランプリのトライアルレースが新設されて組み込まれた。28選手がA、Bの2グループに分かれて争い各優勝者がグランプリ切符を手にする。

競輪王の勝ち上がりは3日目までが1予2走でポイント制のトライアル方式になった。4日目からがトーナメント制。6日間で5走。栄冠をつかむには脚力はもちろん強靱(きょうじん)な体力が必要となる。3日目までのトライアルでは特に1予<2>がヒートアップしそうだ。予選ボーダーを仮に4、4着の14点とする。1予<1>で大敗してもサドンデスではなく1予<2>で勝負駆けができる。1予<2>は1~3着にポイント加算をしている。たとえ1予<1>で棄権しても1予<2>で1着なら14点で大逆転もありうる。それにともなってラインの駆け引きも激化しそうだ。

1予ポイント
1予ポイント

番組マンも腕の見せどころだ。マンネリ化を指摘する声も多く、大胆な発想でドラマを生み出す演出が期待される。小倉で競輪が誕生して70年。ドームに生まれ変わって20年。節目の年に大きく生まれ変わった競輪祭。ミッドナイト競輪の売り上げが好調の中、グレードレースの売り上げは落ち込んでいる。60回目を迎えた競輪祭がどんな風を起こすか楽しみだ。