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さらばジプシー生活

明日はとうとうメルボルン駐在の最終日5時になったら職場を出て空港へ向かいます。ヒャッホー!。そして次の日からは自宅のあるブリスベンを拠点に仕事をします。月曜の早朝に家を出て金曜の夜に帰るジプシー生活ともおさらばです。

入社後いきなり一人でクライアント先にほうり込まれましたが、2か月の滞在でオーストラリアの仕事環境にも徐々に慣れてきました。自分の会社とクライアントの会社の両方が初めての上、オーストラリアで働くのも初めてで、そのうえ厳密には初めての職種。でもあまりプレッシャーを感じずに仕事ができる環境のせいで、それを克服する余裕は十分にありました。6時以降の残業をしたのは3回だけで、通常は5時?5時半にはオフィスを出ています。

一緒に働いているクライアントの社員、パートナー会社のチームメンバー、主にオンラインでコミュニケーションする自分の会社の社員や時々一緒になるメルボルン支社の社員など、さまざまなバックグラウンドをもつ仕事仲間にも大いに刺激され、エキサイティングな毎日を送っています。少なくともこの国で働いた経験がないというキャリア上の弱点はなくなりつつあります。でもオーストラリア英語と世界中からの移民の英語にはまだまだ苦労しています。もうしばらく格闘することになりそうです。

滞在中はトラムが走りすてきなカフェがひしめく街を存分に楽しむことができました。
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South Bank はシティの中心部で劇場や美術館が近くにあり、多くの人が集まる場所。ブリスベンのSouth Bankとよく似ています。
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特に食事が充実していたのは、早起きが苦手な私のモチベーションを保つのに十分でした。多くの移民によってもたらされる食文化を堪能できました。和食を外食するようになったのもメルボルンに来てからです。さすがはメルボルン、日本人をもうならせる和食レストランもありました。また和食はファーストフードの定番巻寿司以外にもカジュアルな食事のシーンに浸透していて、気軽に入れる和食の店も多くありました。それでも店のスタッフはたいてい日本人以外のアジア人種だし、食べてみてすぐ日本人経営でないとわかることがほとんどだけど、まあまあ合格点をあげておきましょうか。

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Fitzroy の Burnswick Streetはカジュアルで個性的なブティックやレストラン、カフェがひしめきます。そぞろ歩きしているだけで十分元はとれました。
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Carltonはレストランやカフェが多いおしゃれな街。街の中心部から少し外れると個性的な街がたくさんあります。
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メルボルンは食べ歩きもショッピングもとっても楽しい街でした。日本人好みのものがあるのがうれしいです。でも真冬だったのがちょっと残念。今年は特に寒いらしく、寒いというよりしばれる?って感じでした。まさかオーストラリアに来てシバレルとは思わなかった。天気も曇りや雨が多かったです。年間日照時間243日のブリスベンとは別世界です。

文化と歴史がすばらしい街メルボルン。もっといろいろ行きたかったところがたくさんあるのでちょっぴり名残惜しいですが、これからようやくブリスベンに腰を落ち着けて生活することができます。移住してきてからあっちへ行ったりこっちへ行ったり住所不定。ブリスベンの住民ながらまだブリスベンやクイーンズランド州のこともまだよく知らないので、早く腰かけでない生活者になりたいです。これからはブリスベンの太陽と暖かな気候を十分に楽しみます

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

移民の国の食境界線

この二か月間のメルボルン滞在中はほとんど外食でした。メルボルンは世界各国から移民が集まる都市なので、食に関しても国際色豊か。しかもあまりローカライズされすぎていないところが良かったです。イタリア、ギリシャ、スペイン、インド、中国、タイ、マレーシア、メキシコ、日本・・・本当にいろいろ食べ歩きました。たとえば中華ひとつ取っても、中華街にある中国人だらけの泥臭いお店からカフェ風のおしゃれな飲茶の店まで形態もいろいろ。またいいワイナリーがあるビクトリア州ならではの地元ワインを楽しむこともできました

実は私は一人で夜外食をするのは苦手なんですが、美味しい食事にありつくためならそんなことは言っていられない!毎日のように武者修行した結果、今では一人でレストランに入るのは平気になってしまいました。これも成長した言えるのかな(どんな成長?)。しかしこんなことなら覆面グルメレポートのバイトでもすればよかったな?、といっても高級レストランをあらかじめ調べてから行くわけではなく、行きあたりばったりの庶民的なお店に感を頼りに入るだけなんですが。

そんな中で気がついたこと。エスニック系のレストランに行くとたいてい白人(オーストラリアの白人かイギリス系移民かは不明)とその国の人はいるんですが、他国のエスニック系移民はあまりいないのです。つまりイタリアンやギリシャレストランではアジア系の顔は見ないし、日本料理の店に行っても白人ばかり。中華料理の店にいくと中国系と白人はいるけど他の民族は少ない(ファーストフードの店にはどの人種もいるのでこれは別の話)。エスニック系でも少ししゃれた店構えだと白人ばかりです。週末の午前中のカフェは家族や友人とブランチを楽しむ人々で賑わいますが、ここも白人だらけ。アジア系の顔をした客や白人以外の客は店で私だけ というシーンがどれほどあったことか・・・。

バーに行っても来ているのは白人ばかりです。考えてみるとこの現象はメルボルンに限らず、ブリスベンでもシドニーでも同じだったなあ。この国は移民だらけなのに、みんないったいどこで飲んでるんだろう?人種によって行く店が違うの?それとも家?そういえば日本でも日本人が飲むところと外人が飲むところはなんとなく分かれているし、心地よく飲める空間というのはそれぞれの文化によって違うのかもしれません。

日本では世界の料理が街のレストランだけでなく一般家庭の食卓にまで並びます。これってやっぱりすごいことだと思います。そのおかげか、私はどの国のレストランにも躊躇なく入りますが、多くの移民たちは食に対して保守的なのでしょうか。そういえば日本人も特に男性は、海外出張に行っても日本料理屋ばかり探して現地の食事を試してみようとしない人がたくさんいたっけ。海外に行っても和食じゃないとダメと言う人は多いですね。実は移民は移民だけが知っているナイショの店があって、そこに行くのでしょうか。それとも単に白人オーストラリア人は家で料理しないから外での飲食が多く、移民はみんな家で料理しているというだけの話? まだまだこの国はわからないことだらけです。

平日の昼間、ビジネスの場ではいろんな人種が混じり合って仕事をしています。でも平日の夜や週末というプライベートな空間では意外と人種によって分かれてしまっているようです。食事のスタイルはきっとライフスタイルに密接な関係があるのでしょう。いくら移民の国といえどもやはり混じり切れないところがあるんですね。というより、もともとライフスタイルがぜんぜん違う人々が世界中から集まって、毎日同じ場所で一緒に仕事や生活をしていることの方がすごいとも言えます。

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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

オーストラリア初の女性首相

Kevin Rudd首相が任期途中で退任し、副首相Julia Gillard氏に取って代わられました。長い間続いた自由党から政権を奪い、Rudd首相を党首とする労働党が与党になったときは歓迎ムードでしたが、最近の失策で急速に首相の支持率が下がって労働党の地位も危ぶまれるようになり、実績を上げていた女性副首相が急遽持ち上げられました。オーストラリアでは異例の任期途中の首相交代で(日本では1年未満での任期中交代があたりまえになってしまいましたが)、あっという間にRudd氏から首相の座を奪ってしまった初の女性首相というだけでも十分話題性はありますが、それに加えてイギリスからの移民で元弁護士、独身、年は40代と若く、美人で聡明、落ち着いた語り口とスピーチのうまさ、元美容師で今不動産屋のセールスマンのパートナー(ボーイフレンド)がマスコミに登場したりと、目新しさには事欠きません。

一方結婚して子供を持つ今までの首相のイメージとは違うということで、伝統的な価値観を持つ人たちからは反発を食らうのではという声もあります。オーストラリアでは同姓カップルが多いことから、カップルの相手のことを婚姻関係や男女を区別しない「パートナー」と呼ぶことが多いです。また事実婚が一定の法的地位を築いているので、結婚しているかどうかはあまり気にしないのかなと思っていましたが、やはり一国の首相ともなるとそうもいかないのかもしれません。そういえば昔あんなにリベラルな国アメリカのヒラリー・クリントン大統領夫人でさえ、夫婦別姓への風当たりが強くて途中から夫の姓に変えていましたっけ。

そういうこともあって興味本位の首相の個人的な話題がマスコミに出回るのかと思っていましたが、以外にも報道はまじめなので感心しています。あくまでも淡々と彼女の仕事ぶりを伝えており、余計なことは話題に上がってきません。私が住むクイーンズランド州やニューサウスウェールズ州の知事、自由党の幹部も女性だし、Gillard首相を正式に任命したオーストラリア国家総督も女性、この国では政治の世界もビジネスの世界も女性の幹部はめずらしくありません。首相が女性になるのは時間の問題だったのかもしれません。また仕事とプライベートをはっきり分けるオーストラリアのお国柄もあるのかもしれません。

さっそく労働党の支持率を押し上げてしまった期待のGillard首相ですが、目下の課題をどのように切り盛りしていくのでしょうか。今後の手腕を見守りたいものです。


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テーマ : オーストラリア
ジャンル : 海外情報

インド料理修行

インド人の同僚が仕事の後ディナーに招待してくれました。夕方5時に職場を出て彼女の家に直行です。キッチンには香辛料の瓶がずらり。毎日の料理はこの香辛料のコンビネーションで決まります。彼女は毎日仕事から帰ると、これらの香辛料を使った料理を何品か作ります。

この日の主食は小麦粉と水を練って作るロティ。毎日手作りするのだそうです。この日は私のために色も香りもいいハーブと香辛料入りのスペシャルロティを作ってくれました。いろんな種類のお皿を作ることと、主食を作るのに手間かかるのはちょっと和食に似ています。

生地を丸めて専用の台で薄く延ばします。ピザやタルトよりもずっと薄いので破れないように注意。
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専用のフライパンで頻繁にひっくり返しながら一枚一枚焼きます。油は敷きません。薄いので手際よくしないと焦げます。とーっても楽しくてやみつきになりそうです。
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ロティ作り修業の図。すっかりコツを覚えました。これで私もインドシェフ?
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魚のマリネと、ロティと一緒に食べるトマトベースのソースを作りました。基本のターメリックとチリの他にコリアンダー、ジンジャー、マスタードシードなどを使いました。このカップルも私より少し前にオーストラリアにやってきたIT移住組。仲の良い新婚さんです。
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インド料理は香辛料さえあればOK。海外でも気軽に運べるので、大きな袋入りで売ってます。彼女たちはオーストラリアで自国の料理を毎日食べるのは何の問題もないそうです。それに引きかえ和食は食材が命。この国では調味料はあっても食材がないのでつらいなあ。つくづくインド人をうらやましく思うのでした。


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ジャンル : 海外情報

寒風吹きすさぶテラス席

メルボルンでは今冬の真っただ中です。最低気温は3-4度ほどにもなり、朝晩は特に冷え込みます。家の中では暖房をガンガンたかないとやっていけません。外では昼間でもコートやマフラーは必須です。今日はランチに出たときでさえ吐く息が白かった。天気もどんよりさえない日が多いです。でも週末にブリスベンに帰るとそこはまるで天国。太陽がサンサンと降りそそぎ、日差しも強くてサングラスが必要。最低気温は10度を超え、朝晩にジャケットを羽織るぐらいでOK。まるで週末ごとに南国リゾートに休暇旅行に出かける気分です

街では多くのカフェやレストランで道端にテーブルといすを出していますが、こんなに寒くても相変わらず外で飲食を楽しんでいます。冬にはガスや電気のヒーターを出したり、風除けでテーブルセットを囲んで寒風をやわらげるようにしているのです。それでも昼間は太陽があればまだ暖かいのですが、信じられないのは夜の寒空の下、寒風に吹かれながら楽しそうにビールを飲んでいる人たち!この人たちの温度の感覚ってどうなっているんでしょう?それでもちょっと飲むだけならまだいいですが、外でしっかり食事をしているなんてまったく信じられません!

日本だったら屋台のおでん屋さんやラーメン屋さん、飲み屋でちょいと熱燗を一杯なんてところでしょうか。でもちゃんと食事をするときはやっぱり暖かい室内でしたいと思うんですが・・・。日本では真冬に外の席があったとしてもきっと誰も座らないでしょう。ここではヒーターや風除けを用意してでも、あくまでも外での食事を敢行する、この根性はすごいと思います。

なぜこんなことができるのでしょう?まずオーストラリア人にかかわらず一般的に西洋人は脂肪が多いので、寒さを感じにくいのではないかと思います。とはいえ、メルボルンは移民の街なので、実際には体の小さい人もたくさんいるんですけどね。今はコートで完全防備した人がほとんどですが、たまにTシャツで外を歩いている人も見かけます。先日は同僚がランチのときに外をシャツ一枚で歩いていたんですが、寒くないんだそうです。ほんとかなあ、痩せ我慢じゃないの?そういえばこの国では夏の冷房の最適温度も低いので、私は真夏でも長袖で出勤していました。

それからビクトリア州はテラス席での喫煙が許されているので、吸いたい人は外で我慢しながらでも吸うようです。外に追い出されてもちゃんとヒーターが用意されているので、喫煙者にはうれしい州だと思います。

先日たまたま夜のバーの道端席(テラスというほどしゃれてるものではない)で飲む機会があったのですが、ヒーターの熱が上方から降りて来るので、焚火に当たっているような暖かさがあり、それほど悪いものではありませんでした。キャンプに行ったときのようなウキウキ感もちょっぴり楽しめました。見ているよりやってみるほうが意外と簡単かも。

人が集まるといえばバーベキューをするオーストラリア。アウトドアが大好きなオーストラリア人には外で食事をすることはたいして特別なことではないのかもしれません。

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プロフィール

divayoshiko

Author:divayoshiko
よりよい生活と仕事環境を求めて、日本の会社を辞めてオーストラリアに移住しました。IT技術者として生活を確立するまでの様子、日々の生活や仕事のこと、現地情報、オーストラリアや日本について感じることなどをつづっています。メルボルン在住。
Twitter @divayoshiko

これまでの歩み
2009年
4月  技術独立ビザで永住権取得
2010年
1月  東京からブリスベンに移住
2月  シドニーに移住
4月  ブリスベンに移住
5-6月 メルボルンに長期出張
2014年
2月  メルボルンに移住

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