浅村獲得失敗で、西に全力投球! ソフトバンクが20日に大阪市内で、オリックスからFA宣言した西勇輝投手(28)と2度目の交渉を行った。15日に続いての極秘交渉だった。同じく獲得を目指していた浅村の代理人からは断りの連絡があり、楽天入りが決定。「ダブル獲り」はかなわなかったが、年俸4億円前後とみられる4年契約の好条件で、西争奪戦を制する構えだ。
浅村には4年総額28億円前後とみられる超大型契約を提示したものの、失敗に終わった。三笠球団統括本部長は「われわれとしては残念ですけど…」と無念さを見せたが、是が非でも西だけは獲得にいく。オリックスが引き留めに全力を注ぐだけでなく、DeNAも獲得を目指しているとみられるが、条件面を含めると事実上、阪神との「一騎打ち」とみてもおかしくない情勢だ。
三笠本部長は「浅村選手は浅村選手、西選手は西選手なのでそれぞれ対応する」と、浅村獲得失敗が西との交渉には影響しないことを強調したが、条件面で阪神を大きくしのぐことができるかが、獲得へのポイントとなりそうだ。