カルロス ゴーン
日産自動車株式会社
取締役会長
1954年3月9日 ブラジル生まれ。1974年に(仏)国立理工科大学、1978年に(仏)国立高等鉱業学校の工学部の学位を取得し、卒業。ポルトガル語、アラビア語、英語、フランス語を操る。
現在、日産自動車株式会社の取締役会長を務める。
1999年6月に日産の最高執行責任者に就任。その後2001年6月に社長兼最高経営責任者に就任し、2008年より同社の取締役会長も兼任。日産リバイバルプランにおいては中心的な役割を担い、僅か2年で倒産の危機に瀕していた会社を黒字転換させた。そして2017年4月、社長兼最高経営責任者を西川廣人氏に引き継いだ。
2005年5月にルノーの社長兼最高経営責任者に就任し、2009年より同社の取締役会長も兼任。さらに2016年12月に、三菱自動車の取締役会長に就任した。
また、世界最大規模の自動車グループである、ルノー・日産アライアンスの会長兼最高経営責任者も務めている。2015年にルノー、日産、三菱自動車とアフトヴァズはグローバルで計996万台販売し、実に新車の9台に1台がアライアンスのクルマとなっている。
2013年6月から2016年6月までは、ロシア最大の自動車メーカーで「ラーダ」ブランドを展開するアフトワズ社の会長も務めた。
現在は、北京の清華大学の国際諮問委員、ベイルートのサン・ジョセフ大学の戦略委員を務めている。
日産に着任する前は1996年12月よりルノー・グループの上席副社長を務める。メルコスール事業を担当すると共に、先行開発、車両技術・開発、車両生産、パワートレーン、及び購買部門を統括。
ルノー入社前はミシュランの北米子会社の会長兼最高経営責任者として、1990年のユニロイヤル・グッドリッチ買収を担当する。それまではブラジルを拠点としたミシュランの南米事業の最高執行責任者、仏ラドゥーで土木建設・農業機械用タイヤの研究開発部門統括、及び仏ル・ピュイ工場長を歴任した。
職歴
1978年 | 9月 | ミシュラン入社 |
1985年 | 7月 | ブラジルミシュラン取締役社長 |
1989年 | 4月 | 北米ミシュラン取締役社長 |
1996年 | 10月 | ルノー入社 |
1996年 | 12月 | 同社上席副社長 |
1999年 | 6月 | 日産自動車株式会社代表取締役、最高執行責任者 |
2000年 | 6月 | 同社取締役社長、最高執行責任者 |
2001年 | 6月 | 同社取締役社長、最高経営責任者 |
2003年 | 6月 | 同社取締役共同会長兼社長、最高経営責任者 |
2005年 | 5月 | ルノー取締役社長、最高経営責任者 |
2008年 | 6月 | 日産自動車株式会社取締役会長兼社長、最高経営責任者 |
2009年 | 5月 | ルノー取締役会長兼社長、最高経営責任者 |
2016年 | 12月 | 三菱自動車工業株式会社取締役会長 |
2017年 | 4月 | 日産自動車株式会社取締役会長 |
2017年4月1日現在