有隣堂アトレ恵比寿店で展開されている大キャンペーンの様子

【大ヒット御礼!】キンコン西野の最新刊『新世界』(11万部突破)の内容をドカッとお見せします!


11月16日に発売された最新刊『新世界』が、おかげ様で本当に売れています。
なにより、「西野亮廣の最新刊にして、西野亮廣の最高傑作」の謳い文句は伊達じゃなく、過去に類を見ないほど評判がメチャクチャ良いです。
(Twitterで『新世界 西野』でエゴサーチしてみてください)

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いやはや本当にありがたいかぎりなのですが、個人的には『新世界』が今よりももっともっとたくさんの方に届いて、時代が一歩前に進むと嬉しいので、今日は最新刊『新世界』の第1章「貯信時代」から、「キミは今、どこにいて、これからどこに向かう?」をご紹介(無料公開)したいと思います。

なかなか時間が作れなくて、本屋さんで立ち読みできない方は、こちらでお楽しみください。
最後まで読んで、「西野、面白かったぞー」と思われた方は、このブログをシェアしていただけると嬉しいです。

それでは、どうぞ。

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キミは今、どこにいて、これからどこに向かう?
-西野亮廣最新刊『新世界』より-
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SNSで炎上すると、決まって「炎上商法だ〜!」と騒ぐ輩が現れる。

ブログの場合は閲覧数に応じた広告収入が入るけど、ツイッターの場合はどれだけ閲覧されようが1円にもならない。

ちなみにボクのブログは例外で、100万回閲覧されようが、一億回閲覧されようが、ボクには一円も入らない。
自分が本当にオススメしている商品以外は読者にオススメしたくないので、ブログから広告を外してもらったんだ。

もちろん信用を稼ぐ為だ。

 炎上案件に脊髄反射的に反応する連中は「炎上しているからには儲けているに違いない」という思い込みのもと、〝お金の導線〟までを考えずに騒ぐ。

時として、テレビのコメンテーターまでがこのレベルで、「炎上商法ではないでしょうか」とコメントをする始末。

口内炎ができて、少し黙ればいいと思う。

 

多くの人は、「炎上」と「収益」の関係を理解できていない。


数年前、コンビニのおでんをツンツンする動画をYouTubeに投稿した『おでんツンツン男』という不思議な男がいたけど、彼の活動も「炎上商法」と紹介されるし、6年前、ボクが初めて「クラウドファンディング」で個展を開催した時も、「炎上商法」と紹介された。


 

当時は皆、「クラウドファンディング? 他人からお金を集めて、自分のやりたいことをするとは何事だ!」とウホウホ。

その理屈で言ったら、「チケット代を集めて、ライブを披露すること」もアウトになっちゃうよね。
口内炎ができて、少し黙ればいいと思う。

 

「炎上」には4種類ある。

 

その4種類とは、

「収益化できている・収益化できていない」

「信用を得ている・信用を失っている」

この組み合わせだ。


順番に見ていくね。

 
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収益化できているけど信用を失っているケース
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おでんをツンツンした動画をYouTubeにアップした『おでんツンツン男』がこのパターンだね。
再生回数に合わせて、彼の懐には広告費が入っている。

ただ、「注目」と引き換えに「信用」を失っているので、長期的に見れば、凄まじい損失だ。

ちなみに就職試験は確実に落ちる。



 
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収益化できていないし信用も失っているケース
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コンビニのアイスクリームの冷凍庫に入るイタズラを、ツイッターにアップしている人達がこのパターン。
大きな「注目」を集めているけど、どれだけリツイートされても1円にもならないし、「信用」も激しく失っている。


これに対して「炎上商法だー!」と非難する人がいるけど、「商法」として1ミリも成立していない。
このアクションに名前を付けるとするのなら、『自殺』だね。

 
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収益化できているし、信用も得ているケース
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6年前に「クラウドファンディングをやった」というだけで炎上した時の僕が、このケース。
お金は集まったし、集まったお金を使って無料の個展を提供することができた。


たくさんのお客様にお越しいただいて、本当にたくさんの方から「ありがとう」という言葉を頂戴し、信用も集まった。


 
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収益化できていないけど信用を得ているケース
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注目したいのは、ここ。
1円にもならないのに、「困っている人がいたら放っておけない」という人っているよね。

ホームレス小谷や『リベンジ成人式』を仕切った田村Pのような。
世の中的には「収益化できていない」と思われている人達だ。

 
でも、ここまで読んでくれたキミは、もう彼らに対して、「なんで、そんな一円にもならないことをするの?」とは思わないよね。

たとえ、その瞬間に収益化できていなくても、信用さえ稼いでいれば、あとでいくらでも収益化することが可能だ。

 
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ポジションを可視化してみよう!
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今挙げた4つのパターンを、座標軸に落とし込んでみるね。

横軸(Y軸)が「認知度」で、縦軸(X軸)が「信用度」。
 右に行けば行くほど有名人で、上に行けば行くほど信用できる人。


くれぐれも言っておくけど、縦軸は「信用度」であって、「好感度」じゃないよ。

 
それではさっそく………


『おでんツンツン男』は注目を集めたけど、著しく信用を落としているので、右下にいくよね。

コンビニのアイスクリームの冷凍庫に入る人達も、一時的に注目は集めたけど、著しく信用を落としているので右下。
実は、注目を集めて生きている多くのテレビタレントも、ここだ。

 

じゃあ、嘘をつかない「ホリエモン」はどこだろう?
有名で、信用度が高いので、右上。
相手が誰であろうとズケズケと本音をぶつける落合陽一さんや、幻冬舎の編集者の箕輪厚介さんもココ。
たぶん、ボクもこの枠に入るね。



  嘘をつかなくて、それほど有名ではないホームレス小谷と、田村Pは左上。



 ここから、とっても重要な話をするね。

今から、とっても大切な話をする西野氏

 
いい?

「注目」を集めて生きている人と、「信用」を集めて生きている人とでは、お金の出所が違うんだ。

 「注目」を集めることで成り立っている場合、お金の出所は広告主(広告費)。

一方、「信用」を集めることで成り立っている場合、お金の出所はお客さん(ダイレクト課金)。

 
テレビにしても、YouTubeにしても、注目度の高いところに、広告費が支払われている。

例外は、ツイッター。
広告主がいないので、何万リツイートされても1円にもならない。

 

さっきの座標軸に、「お金の出所」を加えたのが、こちら。




 

クラウドファンディングは、「注目度」の影響はゼロではないので、右上のあたり。

『しるし書店』は自分の店のファンを20人ぐらい抱えていればいいので、「注目」は必要なく、「信用」があればいいので左上。

 

 ここで一つ興味深い話をするね。

 

以前、ウチのスタッフの甥っ子(中学生)が、自分が買うお菓子を選ぶ時に、素人のオッサンYouTuberの感想を参考にしていたのね。

 
そのオッサンの動画が、まあ酷くて、お菓子を食べた後のリアクションがすこぶる悪い。

マズイ時は本当にマズそうに食べるし、美味しい時は「あ〜、まあ、美味しいっすね」ぐらい。

そこで彼に「なんで、そんなオッサンの動画を見てるの?」と訊いてみた。

すると、返ってきた言葉がこれだ。

 

 「タレントさんは演技ができるから(上手に嘘がつけるから)、お菓子が美味しいかどうかが分からないんだよ」

 

グウの音も出ないよね。
そんな感じでタレントを見る世代が出てきている。

つまり、広告費で生きているタレントの広告力が落ちてきているわけだ。

こうなってくると、スポンサーはどこに「広告費」を出すだろうね?

 

そういえば、最近、新刊の帯コメントにタレントの名前を見かける機会が昔に比べて減ったような気がしない?

反対に、「右上」にいる人達の名前を見かける機会が増えたように思う。





事実、ボク自身、帯コメントのオファーがここ最近でメチャクチャ増えたんだよね(ほとんど断るけど)。

少なくとも出版業界に関しては、広告費が「右上」の人達に使われはじめている。

 
クラウドファンディングやオンラインサロンといったダイレクト課金の手段が増え、さらには「広告費」ですら「右上」の人達に使われはじめた。

最近、面白い活動をしている人は大体、上の方にいるよね。

これらのことを踏まえて考えると、キミがこれから進む方向が見えてくるんじゃないかな?

さあ、どこに向かう?


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