時価総額6千億円というLINEは赤字 実態は韓国企業 慎ジュンホ取締役報酬52億円
LINEが10日、関東財務局に提出した有価証券届出書によると、LINEは急成長しているものの純損益は赤字であることがわかった。
非上場のためこれまで詳細な財務データや役員報酬などを開示しておらず、届出書によって実態が明らかになった。
<15/12期決算>
2015年12月期決算(国際会計基準)は、
売上高が前年同期比39%増の1206億円、
純損益は▲79億円の赤字。
赤字理由は2015年3月に買収した音楽ストリーミング事業に失敗し、撤退などに伴う特別損失▲118億円の計上によるもの。
役員11人のうち親会社である韓国ネイバー社出身は4人。執行役員17人のうち7人が韓国系。
<役員報酬は、>
慎ジュンホ取締役(44)がストックオプションを含めて52億円。
出沢剛社長の同1億3千万円、
舛田淳取締役の同1億円となっている。
LINE単体の従業員1122人(平均年齢34.2歳)の平均年間給与は795万円。社員の平均勤続年数は3年に満たない。
LINEは、社長CEO(最高経営責任者)の出澤剛氏(朝日生命⇒オン・ザ・エッヂ入社・メディア事業部長、⇒新ライブドア元社長)。
「ナンバー2」には2人、
1人は取締役CSMO(最高戦略・マーケティング責任者)を務める舛田淳氏。
もう1人は、グローバル戦略のトップ、LINE取締役CGO(最高グローバル責任者)の慎ジュンホ氏。
慎氏は、日本進出に当たり親会社のネイバーから送り込まれた人材、LINEの誕生からこれまで、常にLINEの中枢にいるキーパーソンでもある。また、LINE子会社として海外戦略を担当するLINE Plus(株)のCEOでもある。LINE Plus(株)という会社は韓国に本部を置き、スペインや東南アジアに事務所を設けている。(親会社との関係ではLINEの実質代表のようだ)
LINE前社長の森川亮氏(ソニーからハンゲームJに転籍、2015年3月退任)の事実上の失脚も慎ジュンホ氏による親会社ネイバーの金相憲・総代表に対する具申だろう。まさか、2015年3月に買収したMixRadio買収の責任を取らされたのだろうか? LINEにしては巨額であり、親会社のネイバーが買収の陣頭指揮を執ったと見るのが妥当だろう。
福岡市の事業所予定地(キャナルシティ前)の土地取得と建築計画は、森川社長がはかったと見られるが、退任したことで建築計画は反故になり、土地も売却先がすでに決定している。
<音楽ストリーミングMixRadio事業の失敗>
LINEはマイクロソフトから、ラジオ型音楽配信サービスを展開するMixRadio(英国)を買収。MixRadioはカスタマイズして自分専用のラジオチャンネルを作成することができ、好みに合わせた独自のプレイリストをストリーミング配信できるのが特徴。「LINE MUSIC」とは別のサービスとして提供されたが、「LINE MUSIC」とダブリ、会員の増加は芳しくなかった。韓国人らしく頭にカッカ来たのか本年2月、いきなりサービスを停止してユーザーから不評を買っていた。
<「LINE MUSICは快調>
一方、「LINE MUSIC」は、定額制音楽配信サービスの利用者を対象とした今年の調査では、最多は「LINE MUSIC」で36.3%、「Apple Music」(29.3%)、「AWA」(24.0%)、「Prime Music(Amazon)」(20.9%)、google play Music(18.9%)とトップに立っている。
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