2015/02/19654 Shares

アクセス爆発!はてブ年間TOP100から学ぶバズるブログタイトルのつけ方

buzz

エローラ(@uszero800)です。ブログ運営から3ヶ月ほどでようやくアクセスの爆発やGunosy砲を体験できましたが、まだまだトップブロガーにはかないません。

そこで、本日のテーマはずばり「タイトルのつけ方」です。

2013年はてなブックマークランキングTOP100にランクインしたサイトのタイトルに目をつけ、共通点を探りだしてしまおうという内容。そこから導き出される法則をご覧ください。

最適な文字数を探る

digital-board

まず、タイトルの文字数をチェックしてみましょう。

いつの頃からか『タイトルは32文字を目安に』となりましたね。これは、はてなブックマークの新着や人気エントリーで表示される文字数(全角32文字)とGoogleの検索結果で表示される文字数(全角30文字前後)からきています。

タイトルは、読んでみたいと思わせ、なおかつキーワード入りが理想です。SNS拡散と検索エンジン対策の両天秤。10文字前後でこれをクリアするのは至難の業ですが、30文字前後なら頑張ってクリアできますよね。

TOP100のタイトル平均文字数は約31

TOP100のタイトル文字数はどうなっているか調べてみました。

サイト名が含まれていた場合そこは除外していますが、カッコや記号等はそのまま1文字としてカウントしています。

  • 平均……約31文字
  • 最短……8文字
  • 最長……69文字

なんということでしょう。見事な平均値です。これが匠の成せる業ということでしょうか。正確には31.32文字です。もう少し細かく分類してみましょう。

  • 10文字以下……3
  • 11~20文字……12
  • 21~30文字……33
  • 31~40文字……37
  • 41文字以上……15
  • 32文字……4
  • 30~34文字……18

この数値を見る限り、書いていたら自然とそうなったのではなく、32文字前後を意識してタイトルをつけたと思われます。全体の7割が21~40文字としているので、ここら辺を基準にタイトルの長さを考えてみると良いかも。

文字数の基準がわかったところで、タイトルに含めるキーワードはどのように配置すれば良いのでしょう。

キーワードの位置を探る

key-tags

TOP100のサイトは、タイトルのどこにキーワードを入れているのでしょうか。

目分量ですが、「前半にいれている」「後半にいれている」「全体に散りばめている」の3タイプにわけてみました。結果がこちら。

  • キーワードが前半……36
  • キーワードが後半……32
  • キーワードが全体……32

前半がちょっとだけ多いですが、ほぼ均等にわかれています。キーワードが特に見当たらないタイトルは「全体」にしてあります。検索サイトで調べたときに各々がどうなっているかわかりませんが、人間がタイトルを読むときにキーワードの位置は関係ないのかもしれません。

はてなブログはSEOに強い?

はてなブログはブックマークがつきやすく、タイトルの文字数が少なかったりキーワードがなくてもランクインしています。はてブ経由の拡散で被リンクを集めやすいのが特徴。

では、はてなブログならタイトルはさほど重要ではないかというと、そうではありません。それでもキーワード必須です。

たとえばアドセンスを設置する場合、検索サイトからの訪問者はクリックしてくれやすい傾向にあります。でもはてブからきてくれた方はほぼクリックしてくれません。サイトの収益化を考えると、外部からの流入も狙いたいところ。

アクセスを集めやすい仕組みであれば、なおのことタイトルを意識して拡散+SEOを狙いましょう。

キーワードの位置をどこにおけば良いかわからない場合は前半にするのが妥当ですが、2013年の流行は次項のようなタイトルになっています。

ビックリマークの使い方を探る

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勝手に流行としましたが、感嘆符「!」を使ってタイトルの前半と後半を区切る方法です。TOP100では、36のタイトルにビックリマークが使われていました。

疑問符「?」を使っているのは3つ。ほかに2chまとめサイトが1つあり、お馴染みの草「www」が使われていました。

感嘆符を使っているタイトルでは、「!」でターゲットとキーワードをわけていたり、SNS拡散を狙って前半に感情表現を、後半にキーワード置いているケースが多く見受けられました。

前半にターゲット、後半にキーワード

たとえば、1位はこんなタイトルです。
>>日本の全エンジニアに捧ぐ!現在公開されているAPI一覧【2013年版】

前半は「日本の全エンジニア」というターゲット、後半に「API」というキーワードを使っています。

この記事は「API」で検索すると4位、「API一覧」で1位になっているので、キーワードが後半でも問題ないことを証明しています(2014年1月現在)。もちろん、はてブ年間No.1なので相当な支持(被リンク)を得て検索上位になっているのでしょう。

前半に感情表現、後半にキーワード

また、21位のタイトルはこうなっています。
>>あっという間に取れる!ワイシャツの黄ばみを真っ白にする2つの裏技

前半は感情表現、後半にキーワードをつめ込んでいます。文字数は狙いどおりの32文字。「ワイシャツ 黄ばみ」で検索結果1位ですね。また、このタイトルにはもう1つの特徴があります。それが、最後に出てくる数字。

次はこの数字に注目してみましょう。TOP100のタイトルで数字を使っているタイトルはどのくらいあったのか、調べてみました。

数字の使い方を探る

number

書籍でもタイトルに数字を入れたほうが売上は伸びるようですが、ネット上でも同じことが言えます。アバウトな表現より、具体的な数字で見せて説得力や信頼度を増すのが目的。

「ほとんどの人が満足した」より「97.8%の人が満足した」というほうが感覚的にわかりやすいですよね。ほとんど、という表現は受け取る人によって解釈が変わります。数字にすることで、その誤差を解消できます。

はてブTOP100のタイトルで、数字を使っていたのは42個でした。ただし、「2013年」というのもカウントしています。とにかく何らかの数字を入れていたのが全体の4割。

全記事に数字を入れると、新着記事や関連記事が並んだ時にインパクトが薄れます。毎回無理に入れる必要はありませんが、効果的なのは間違いないので上手に取り入れましょう。

数字の使い方見本

実際にどのような使い方をしているのか、いくつかご紹介します。

個人的に最後のタイトルが一番好きです。パッと見ですぐに具体的なイメージを抱かせるのがすごい。記事を読むことで何が得られるかもわかります。

読者が求めるのは記事ではなく、記事を読んで自分が得られる未来。記事の内容を一瞬で伝え、なおかつ未来を想像させられるのが秀逸なタイトルです。

ココ、今日一番のポイントです。

まとめ

以上、「文字数」「キーワード位置」「感嘆符」「数字」でTOP100のタイトルを分析してみました。

タイトルは記事を読んでもらうためにあります。しかし、タイトルだけ立派でも中身が乏しければ拡散することはありません。タイトルと中身は別個の存在ではなく、両方合わせてひとつのコンテンツです。

タイトル以外にも勉強になる点がたくさんあるはず。デザイン・配色から段落の使い方、誰かに教えたいと思わせたくなる記事の書き方まで、ぜひ自分の目で確かめてください。

理論やノウハウを体系的にまとめた教科書より、実例から学ぶのが一番です。マネることから始めて、少しずつ自分の味を足していくことで成長できます。

おまけ:記事本文の文字数

SEOの話で、記事の文字数は最低○○文字!というのをよく聞きますね。TOP100にランクインした各記事の長さはどれくらいかというと、平均値が約3,687文字でした。

スライド等のサイトは除いてあります。リンクURLもカウントしているので、正確な文字数ではありませんが、ご参考に。

この記事も狙って3,600文字ほどに収めてみました。効果があるでしょうか。

記事は長ければいいってもんじゃなく、どれだけ洗練させられるかが読みやすさを決めるポイントです。検索エンジンに拾ってもらいたいなら長々書いてロングテールを狙うのも良いですが、読むのは人間なので読み疲れさせない工夫をしましょう。

長々とした文で離脱率が高く、滞在時間が短ければ何の意味もありません。有益なコンテンツを作るというのは難しいことです。一朝一夕で成せる業ではありません。コツコツと積み上げていきましょう。

それでは、また。