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【サッカー】

スタメン刷新、森保ジャパン トップ下初スタメンの北川、一発回答狙う

2018年11月20日 紙面から

トップ下で代表初スタメンの北川(右端)ら

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 サッカー日本代表は20日午後7時20分から、愛知県豊田市の豊田スタジアムでキルギス代表との国際親善試合に臨む。森保一監督(50)は19日の公式会見で、前戦の16日ベネズエラ戦(大分)から大胆なスタメンの刷新を明言。トップ下で初先発するFW北川航也(22)=清水=は代表定着に向け“一発回答”を狙う。両国は初対戦で、国際サッカー連盟の世界ランクは日本が50位、キルギスは90位。

 清水でブレイクしたストライカーが、代表初先発で満点回答を目指す。プロ4年目の北川は、代表出場3戦目にして初のスタメンに抜てきされることが濃厚となった。代表定着、1月のアジア杯のメンバー入りに向け、猛アピールを誓った。

 「年明けにアジア杯があるのは、代表が新しくなってから分かっていたこと。そこに選ばれることを第一にやってきた。今回選ばれた時、これが最終(テスト)だと思った。結果にこだわってプレーしたい」

 今季J1で31試合に出場し13得点を挙げ、清水の攻撃をけん引してきた。その活躍が森保監督の目に留まり、先月の国際親善試合に追加で初招集。パナマ戦に途中出場して代表デビューを飾った。

選手に笑顔で話しかける日本代表・森保一監督(左)=豊田スタジアムで(棚橋慶太撮影)

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 次に目指すのは、もちろん代表初ゴールだ。「段階は踏めているので、次は分かりやすい結果が必要になってくる。FWである以上、ゴールという結果を残したい」。森保ジャパン発足時から世代間融合が課題となっていたが、攻撃陣では中島、南野、堂安ら若手が台頭。同世代として、発奮しないわけがない。

 「世代別の代表で一緒にやっていた選手が活躍する姿を見て刺激になる。与えられたところで自分も結果を残そうという気持ちにはなる」。こう話す北川は、「自分は誰かになろうとは思っていない」とも言い、力を込めてこう続けた。「自分のプレーを出せればいい。まずゴールに迫っていくことを常に意識して試合に入りたい」

 カクテルライトを浴びて入場するだけで終わるつもりはない。22歳の新鋭はゴールネットを揺らし、豊田スタジアムの歓声を独り占めにするつもりだ。 (馬場康平)

<北川航也(きたがわ・こうや)> 1996年(平成8)7月26日生まれ、静岡市出身の22歳。180センチ、74キロ。清水ジュニアユース、同ユースを経て、2015年にトップ昇格。今季リーグ戦で31試合出場、得点ランク6位の13得点。今年10月のパナマ戦で日本代表デビュー。ドリブルとシュート力に優れた万能タイプのストライカー。

 

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