パタゴニアのフリースで作る、大人の日常コーデ

パタゴニアのフリースで作る、大人の日常コーデ

アウトドアトレンドを追い風にフリース人気が爆発中! とくに『パタゴニア』は頭ひとつ抜けた支持率を誇ります。そのラインアップと着こなし術を押さえておきましょう。

山崎 サトシ

2018.11.15

パタゴニア(patagonia)
トップス
フリース
冬の着こなし・コーデ

フリースと言えば忘れちゃいけないのが『パタゴニア』

化学繊維のため比較的お値頃ながらしっかり暖も取れるとあり、アウトドアトレンドの後押しもあって人気急上昇中のフリース。現在は大半のアウトドアブランドからリリースされていますが、なかでもリーディングカンパニーというべき存在が他ブランドに先駆けて1985年にフリースジャケットを発表した『パタゴニア』です。さらに、1993年にはアウトドア企業としては初めて廃棄ペットボトルを原料としたリサイクルフリースを作り上げることに成功しています。フリースを製造する際は石油系原料を消費するのが当たり前となっていたところ、廃棄物を衣料へと生まれ変わらせる同社の省エネルギーな取り組みは世界的に評価されました。

そんなサスティナブルな物作り背景に加えて、保温性に優れた作りとシンプルで完成されたデザインも多くの人々から支持を集める要因に。今では『パタゴニア』のフリースは単なるアウトドアウェアというだけではなく、大人の日常着としても重宝されています。

カジュアルモデルから本気系まで幅広く揃う『パタゴニア』のフリース

『パタゴニア』のフリースは大きく分けて2タイプが存在します。機能性に特化し、激しい運動を伴うアウトドアシーンに適した“テクニカルフリース”と、日常的な保温着として開発された“カジュアルフリース”です。前者だとRシリーズ、後者はシンチラシリーズやレトロXシリーズなどが有名ですね。タウンからアウトドアまでフルで着たいならテクニカルフリース、街使いを基本とするならカジュアルフリースから選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。どちらも軽くて暖かいのは共通項なので、秋冬コーディネートの主役としては適任です。

『パタゴニア』のフリースの着こなし方

暖かくてトレンド感もプラスできる『パタゴニア』のフリーストップス。その着こなし好例をここでピックアップして紹介していきます。ともすれば野暮ったくも見えがちなアイテムなだけに、自分なりのスタイリングのロジックをしっかりと持って臨みましょう。

着こなし1ジーンズと合わせてアメカジ×アウトドアをMIX

主張し過ぎない落ち着いた色みのフリースであれば、ワイルドなヴィンテージ加工ジーンズとも相性良好。今季らしいアメカジ×アウトドアのMIXスタイルに仕上がります。ヘビーに見えないよう、インナーのホワイトスウェットで軽やかさも演出しました。

着こなし2動きやすさに訴求しつつ、あくまで大人っぽく

スウェットパンツ+フリースジャケットの運動性を重視したコンビネーション。それでいて大人っぽさが漂うのは、ネイビー&グレーのシックなカラーリングのおかげです。こなれたイメージを損なわないよう、スニーカーもスウェットと同系色をチョイス。

着こなし3ギャップのある組み合わせが新鮮!

『パタゴニア』の大定番アイテム「メンズ・クラシック・レトロX・ジャケット」を着こなしのメインに抜擢。対するボトムスはアウトドアと同じく旬な英国テイストのチェック柄パンツをセレクトし、上下でギャップを描き出しました。フリースがシンプルな発色なので、柄モノを組み合わせてもうるさく映りません。

着こなし4街映え度十分な発色強めのレイヤード

鮮やかな配色のフリースベストとギンガムチェックシャツによる、アイキャッチ効果も抜群なレイヤリング。その主張を存分に生かすため、ボトムスはプレーンなデザインのモデルを選択しています。足元にはスエードのブローグシューズを合わせ、上品さもさり気なく注入。

着こなし5もこもこのフリースをすっきり着こなしたグッドサンプル

毛足が長めのもこもこフリースをアウターに採用。アウトドアテイストの強いアイテムですが、ボトムスにはスリムパンツをピックアップしてバランスを取っているため、すっきりとした見栄えです。チェックシャツをサラッと覗かせたアクセント付けもお見事。

着こなし6ほっこりフリースを用いつつも都会的に装う

アウトドアな配色のフリースベストを、スラックスとのコンビで都会的に着こなしたおしゃれ巧者。さらに、上下のトーンを揃えたおかげであか抜け感が一段と向上しています。足元やインナーの白差しでクリーンさも隙なく確保。

着こなし7オーバーサイズで90’s風にスタイルメイク

フリースジャケット、チェックパンツともオーバーサイズでまとめて流行の90年代テイストを打ち出したスタイリング。インナーに用いたネオンカラーTも当時の空気感をアシストします。メガネで知的な雰囲気をほんのりと香らせるなど、小技も心にくいですね。

着こなし8メリハリ感にもアプローチしたモノトーンコーデ

フリース、パンツ、カットソーまですべてモノトーンアイテムでリンクし、スマートな着こなしを形成。インナーに目を引くボーダー柄を持ってきているため、無彩色ベースながらも単調さは感じさせません。秋冬らしいベージュスニーカーで季節感も巧妙にブレンド!

大人におすすめのしたい『パタゴニア』のフリース6選

最後は、今手に入る『パタゴニア』のおすすめフリースをご紹介。どれも無駄な装飾を抑えた合わせやすいルックスなので、ワードローブの核となってくれること請け合いです。

アイテム1クラシック シンチラ ジャケット(カジュアルフリース)

ペットボトルなどを再生したリサイクルポリエステルを100%使用したエシカルなフリース。しかも毛玉防止加工が施されており、長く愛用できます。生地感は中厚で、秋・冬・春と3シーズンに対応可能。見た目に反して非常にライトウェイトなアイテムにつき、携行性にも秀でています。

アイテム2クラシック レトロX ベスト(カジュアルフリース)

『パタゴニア』を代表する定番ベスト。表地の6mm厚フリースと裏地のメッシュの間には防風性メンブレンが挟み込まれており、厳しい冬風から身を守ってくれます。チェストポケット・襟・ウインドフラップには、耐久性撥水加工が施された高強度なナイロンを使用しています。

アイテム3レトロ パイル ジャケット(カジュアルフリース)

スタンドカラー型のジャケット。ふっくらと毛羽立った表側に対して、裏側は滑らかなタッチとなっておりチクチクとしない優しい着心地西に仕上がっています。また、肌との摩擦を防ぐフラットシーマ仕上げを採用しているのもポイント。袖口と裾はポリウレタンで縁取りされており、フィット感も申し分ありません。

アイテム4R1フルジップ ジャケット(テクニカルフリース)

人気のRシリーズよりリリースの1着。ちなみにRシリーズはR1~R4までナンバーが存在し、基本的には数字が小さいほど薄手の作りに。ぱっと見はフリースに思えないほど薄手の生地感となっている今作ですが、表地に耐久性・伸縮性・通気性に秀でる「ポーラテック・パワー・グリッド」を起用しており、タフなシーンでも頼りになります。内側には2つのポケット付き。

アイテム5R2ジャケット(テクニカルフリース)

吸湿発散性と伸縮性を備える「ポーラテック・サーマル・プロ」をメイン素材として、サイドパネルをR1シリーズでも用いられる「ポーラテック・パワー・グリッド」で切り替えたコンビ素材モデル。加えて、ラグランスリーブで運動性も確保しています。リュックを背負いやすい設計となっているのも利点のひとつ。

アイテム6R2テックフェイス ジャケット(テクニカルフリース)

フリース生地はダブル織り仕様。DWR加工の表地は撥水性・耐久性に長け、内側は保温性・通気性に特化しています。また、袖をまくり上げやすいように袖口にはストレッチ素材を用いました。優秀な機能性に加えて、無駄のないシャープなデザインも高評価!

KEYWORD関連キーワード
パタゴニア(patagonia)
トップス
フリース
冬の着こなし・コーデ

BACK