アインズ様がシモベ達とイチャイチャする話。 作:らるらるはまて
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最近エロ系と日常系、どっちを書けばいいのか分からなくなってきました。
内容はタイトルそのまま。病気のナーベラルをアインズ様が看病する話です。
稚拙な文章がダラダラと続きます。それでもよければよろしくお願いします。
「…………っ…。」
「ナーベ!?おい、ナーベ!大丈夫か!!」
「も、ももん、さん。わ、わたしはだいじょうぶでーー。」
パタリ、と。
美姫ナーベことナーベラル・ガンマが力無く地面に倒れた。
顔は赤く、ぜえぜえと息を切らしている。
「ーーーーーっ!!」
異常事態の発生。それにより泡立った精神がアンデッドの特性で沈静化されていくのを感じ、アインズは思考の海に沈む。
これは一体どういう事だ?
ナーベラルは見た目こそ美しい人間種の女性に見えるが、その実態はドッペルゲンガー。風邪等の体調不良とは縁遠い種族である。
では、何らかの状態異常か?それも有り得ない。冒険者ナーベとして外に出ることの多いナーベラルには状態異常対策は完璧に施してある。それこそワールドアイテム級でないと魔法による状態異常付与は難しい。
かと言ってこれが何者かによるワールドアイテムを用いての攻撃という事も恐らくだが無い。ユグドラシルにおける状態異常に今のナーベラルの症状に類するモノは無かった。ワールドアイテムはゲームの性質すら変えてしまう凄まじい性能を持つが、『ユグドラシル』という枠組みをはみ出る事はない。
そうすると他に考えられるのはーー
「……この世界特有の病気か。」
これはアインズが最も危惧しているモノの一つである。睡眠や麻痺、火傷に凍結などユグドラシルの時から存在する状態異常であれば、治療する事は容易い。
だが、そうでないものだとすると話は変わってくる。まず、従来の魔法で治療出来るものかどうか分からない。さらに感染の条件も分からない為、感染者をナザリックに連れて帰る事も躊躇われる。
「……ひとまず黄金の輝き亭にナーベを寝かせた後、情報収集を行うとしよう。」
倒れたナーベラルの首と腿の下に手を入れて、優しく抱え込む。腕の中でシャツがグチャグチャになるくらいのいっぱいの汗をかき、苦しそうに息をするナーベラルがアインズの焦燥感を掻き立てる。
「少し待ってろよ、ナーベ…!」
「モモン様、それはこの辺り特有の風土病です。」
「……風土病、ですか?」
「はい。今のナーベ様の症状を聞く限り、間違いないかと。」
アインズはほっと胸を撫で下ろす。話を聞いている宿屋の従業員の様子からして、この辺りではよくある病気の様だ。
「……それで、治療法はあるんでしょうか?」
「自然治癒しかありません。この病気には魔法は効果を発揮せず、薬も存在しておりません。病気自体は2〜3日で治りますが、その間、ナーベ様はかなり衰弱した状態になるので何から何まで手厚い看護が必要です。」
薬が無いのか、とアインズは落胆する。
治癒魔法が効かないのは先程ナザリックからペストーニャを呼んで試したので知っている。ナーベラルはかなり辛そうにしているので、できる事なら早く治してやりかった。
「もしよろしければ我々が介護をさせていただきますが…」
「いえ、それには及びません。ナーベは私が面倒を見ます。それと、皆様に感染してしまうといけないので、ナーベの病気が治るまで我々の部屋の掃除などは不要です。ベッドシーツなど選択の必要があるものは私が部屋の外にカゴを出しておきますのでそこで交換しておいてください。よろしくお願いします。」
それだけ言ってアインズは部屋に戻る。
(ナーベラルは人間が死ぬほど嫌いだから彼らに面倒を見てもらうなんて絶対に嫌がるだろうし。かといってナザリックからシモベを呼び出して世話をさせて、そいつも病気になってしまったら元も子もない。やはりここは俺が面倒を見るしか無いか。)
アインズが病気になる事は恐らく無いだろう。呼吸器が存在しないし、食事も不要で体は骸骨。この体ではウイルスを取り入れる方が難しい。ナーベラルはきっとアインズに面倒を見てもらうのは嫌がるだろう。しかし他に選択肢が無い以上我慢してもらうしか無い。
(すまないな、ナーベラル。)
そう考えて部屋に入ると、布団の中でナーベラルが苦しそうに喘いでいる。
「………ぅ…。」
「大丈夫か?ナーベラル。」
アインズが頭を優しく撫でるとナーベラルがぼーっとした目でアインズの方を見る。
「あ、いんず、さま?」
「何だ?」
「わたしは、どうしてしまった、のでしょうか。からだにちからが、はい、らなくて。」
「どうやらお前はこの世界の病気にかかってしまったらしい。そして魔法や薬による治療は不可能で自然治癒を待たなければならず、2〜3日はその状態が続くそうだ。そしてその間お前の面倒は全て私が見る事になった。早速だが、何かして欲しいことはあるか?」
「しこうのおんみに、おてまをかけさせる、わけには。」
「流石に自分が病気のときくらいは自分の事を労ってくれ…。ナーベラル、これは命令だ。今私に何かして欲しいことがあるなら言え。」
命令ーーナザリックに属する者にとって至高の存在が放つこの言葉の威力は絶対で、逆らうことなど有り得ない。少し汚い方法だが、ナーベラルを素直にする為にこれ以上の方法がなかった。
「…………では、あせで、ふくがはりついて、きもちわるいので、きがえを、てつだって、もらえますか…?」
「……了解した。お前の着替えはプレアデスにナザリックから送らせよう。」
「はい。では…。」
そう言ってナーベラルが上半身を起こしシャツのボタンをぷちぷちと丁寧に外していく。アインズはそれに少しだけ動揺しながらも、体を拭くためのタオルを濡らして、ナザリックから送られてきた着替えをベッドの脇に置いて準備をする。
「…あいんずさま。おねがいが、あるのですが。」
「何だ?」
「きんにくが、こうちょく、してしまって、せなかにてがとどかないので、したぎを、はずして、もらえますか?」
見ると、ナーベラルが背中に手を回し、ホックを必死に外そうとしているが全く届いていない。宿屋の従業員が介護を進めてきたのはこういう意味だったのか、これは確かにアインズがやるには少しだけ恥ずかしい。
「……了解した。」
ぱちん、とあまり時間を掛けずにホックを外す。はらりと黒色の下着がベッドに落ちた。アインズはナーベラルから落ちたそれを目に付かないよう籠の中に一瞬でしまい込み、体を拭く準備を始める。ナーベラルの顔は病気の為か羞恥の為か茹だこのように赤く染まっている。
「では、まずは上半身から拭いていくとしようか。」
用意しておいた濡れタオルを片手に握りナーベラルの汗でじっとりと濡れた背中を優しく包み込む様に拭いていく。アインズの骨の手がナーベラルの柔い背にずぶずぶと遠慮なく入っていく。
「………っ…ぁ…。」
ナーベラルが心地良さそうに目を細めてぴくぴくと肌を震わせている。
(風邪引いた時って他人の肌の感触がなぜかやたら心地いいよな。わかるぞ。)
ナーベラルの気持ちを感じ取ったアインズはわしゃわしゃと撫でる様にナーベラルの背をタオルと骨の手で蹂躙していく。一撫でする度にナーベラルから艶っぽい声が聞こえてくる。どうやら喜んでもらえている様だ。
「……っん…、ぁ……ぅ。」
ナーベラルはアインズの攻めに必死に耐えていた。病気の為に火照った体はいつもより刺激に対して敏感に反応するようで、背中に触れる手の感触に思うがままにされていた。
(お風呂の時もかなりのものだったが…病のせいかあの時よりもさらに気持ちいい。なぜただ背中を拭かれているだけなのに私はこんなにも感じてしまって…)
ナーベラルは回らない頭で考える。
アインズ様だからなのか、と。
きっとアインズ様と同じーー同じと言うのはかなり不敬だがーー骨の手を持つスケルトンに同じ事をされてもこんなにも波の様な快楽がどっと押し寄せて来ることはないだろう。どちらかと言えば肉体的な快楽よりも精神的なものの方が大きい気がする。
(心が、感じているのかしら?)
何を馬鹿な、と自嘲気味に笑う。私はただのナザリックに仕える1メイドに過ぎない。ナザリック地下大墳墓における絶対的な主人に恋慕する事などあり得ない、あってはならない。しかし、だと言うならこの感情は一体何なのか。今まではただそこに畏敬の念が存在するだけだった。しかしこの世界に来て、主人と共に冒険者として旅をして、主人の優しさに沢山触れた。私が失敗をしても罰を与えず笑って許し、次から頑張ろう、と励ましの言葉をくれる。いつだってそこには我々に対する深すぎる慈悲と慈愛が存在していた。
(ああ、そうか。そんなアインズ様だから、私はこんなにもーー)
「ふう。よし、背中は終わったぞ。」
汗を完全に拭きとり、一息つく。
お風呂で一度見ているとは言え、ナザリックでは見た目が日本人に最も近いナーベラルの裸を見るのはやはり緊張する。
「……あいんずさま。まえもおねがい、できますか?」
その瞬間、アインズの頭が回転を止める。
(……………前。………………前だと!?)
「ま、まえも、か?」
「はい。ちからが、はいらなくて、うまくふくことが、できないんです。もし、よろしければ、ぜんしん、おねがい、できますか?」
「そうか…。了解した。」
(まずい。まずいぞ。風呂の時は前までは流石に拭いてない。ここで動揺した様子を見せてしまったら、部下の裸に興奮しているセクハラ上司という烙印を押される可能性がある。…というか全身!?ナーベラルはそれで良いのか!?どんだけ俺の事を信用しているんだよ……。)
「では、した、もぬがせて、いただきます。」
かちゃかちゃとベルトを外した後にスッと腰から落とす様にしてズボンと下着を同時に足首まで下げる。ナーベラルが完全に生まれたままの姿になり、人を引きつけて離さない誰もが羨む美姫ナーベの普段は隠されている場所が露わになる。そう考えるだけで優越感と背徳感が同時に襲いかかってきて、アインズはアンデッドの特性を利用して必死にそれを自制する。
「おねがい、します。」
ナーベラルがこちらを向くと小さい顔と反比例するようなたわわな胸やら小さく赤っぽい杏の実やら色々と見えてしまうが、それを一瞬で頭の中から消し去り、鎖骨のあたりから優しく拭いていく。
「……あいんずさま。すごく、きもちいいです。」
(……無心!!無心だぞアインズ・ウール・ゴウン!!!何も考えるな!)
「……そうか。それは何よりだ。」
そうこうしていると不意にアインズの手の平にムニムニとした優しい感触が訪れる。いつだったかーーこの感触は何処かで触ったことがある。そうだ。確かこれは、この世界に来た時にアルベドのーー
「ぁ、ん…」
そこまで考えてバっとそれを触っている手の方を見る。それはやはりと言うべきか。アインズが右手で鷲掴みにしていた物はいつか見たナーベラルのふにふにとした曲線であった。
(……冷静に考えろ、アインズ・ウール・ゴウン。どのみち全身拭かなきゃいけないんだ。ここを触ってしまうのは不可抗力。避けては通れない道。ここで狼狽えてしまえば変態支配者オーバーロード・モモンガとしての第一歩を歩む事になってしまう。冷静に。冷静に対処するんだ…!)
「……ナーベラル、ここも拭くぞ?」
「は、はひっ、どうぞ」
流石にナーベラルも恥ずかしいのか、上擦った声で返事をする。赤かった顔はさらに赤くなり今にも爆発しそうだ。
「……召し上がれ。」
どうやら病気で頭が相当弱っているらしい。この場面で使うべき言葉は召し上がれでは無いはずだ。ナーベラルも相当緊張しているのが手に取るようにわかる。
手の平にギリギリ収まらないくらいの乳房をタオルで拭いていく。ふにふにと柔らかい乳の下で心臓がなっているのが骨の手に伝わり、生命の神秘を感じずにはいられない。柔い肉の下を拭くためにそこに手を掛け軽く揺すると気持ちのいい重さを掌に感じる。ナーベラルのそこを弄んでいるうちに少し楽しくなってきてしまった。
(…このまま、世界征服はデミウルゴスに任せてナーベラルと退廃的に過ごすのも、ありだな…。)
と、完全にアウトな思考を続けていると腕の中でナーベラルがビクンと感極まった様に震えている。少し触りすぎたか。急いで手を離す。
「…ひぁっ……ぅ…!」
「すまん。気持ち悪かっただろう。さっさと次にいくとしようーー」
私はアインズ様への気持ちを自覚したーー自覚してしまった。きっとそれは許されない感情。不敬の中の不敬。こんな気持ちは知りたくなかった。吐き出したい。吐き出して楽になりたい。
でも、それは出来ないし、したくない。
この感情は私自身が初めて持った感情。今までは与えられた設定に従って生きてきた私がこの世界に来て初めて抱いた誰にも与えられていない本当の気持ち。それを大事にしなくてはならないことはいくらポンコツの私とはいえ理解できる。
「ぁ、ん…」
アインズ様が私の胸に触れる。心臓は緊張のためか忙しなく動き、身体中に血液を送る。
「……ここも拭くぞ?」
愛しい御方から声が掛かる。そんな事に対して許可など取らなくても嫌がったりしないのに。
「は、はひどうぞ。」
どうやら私もかなり緊張している様だ。ナザリックのメイドらしくもなく声が裏返ってしまった。もしかしてアインズ様は私が緊張している事を分かっていて、わざわざ声を掛けたのだろうか。いや、きっとそうに違いない。本当に慈悲深い御方だ。私の気持ちなんて考えなくても良いのに。
「……召し上がれ」
あ、と思った時には遅かった。つい言ってしまった。羞恥で顔が真っ赤に染まる。私は何を言っているのだ。
でもアインズ様はそんな事を全く気にする様子も無く私の胸を拭く。触れられて確信する。やはりアインズ様だけが特別なんだ。だってこんなのはおかしい。いつか浴場でルプスレギナに揉みくちゃにされた時だって全くと言っていいほど何も感じなかった。それがアインズ様が少し触れただけで、身体中に電流が走ったように反応してしまう。反射的に背中は反り返り、声が溢れてしまう、下腹部からも滑りを感じて、恥ずかしくなる。
アインズ様が私の乳房の下を拭いている。何回かたぷたぷと胸を揺らすように揉まれている。男性は大きい胸が好きだとペストーニャが言っていた。アインズ様もそうなのだろうか。だったら私はあまり自信が無い。
そんな事を考えていると、急に快楽の大波が来た。初めての感覚に訳が分からなくなりながら、それに身をまかせると体が反射的に大きく震える。
「…ひぁっ……ぅ…!!」
少しの気怠さと開放感が身を包む。
「すまん。気持ち悪かっただろう。さっさと次に行くとしよう。」
気を使われているのだろうか。アインズ様に触られる事が気持ち悪い訳が無いのに。いや、むしろ大変気持ちが良かった。そのせいで先程から下腹部が大変なことになっている気がする。
アインズ様は私の腕と脇をスッと流れる様な動作で汗を拭き取り、残すところは下腹部のみとなった。
(遂に来た、いや、来てしまった、か。ここは一番気を付けて拭かないと変態になりかねんからな)
「…まずは足から拭こうか。」
「かしこまり、ました。」
ナーベラルの象牙細工のように華奢で端正な足をしたから丁寧に拭いて行く。
(ここはまだ大丈夫なんだ。問題は
ごちゃごちゃと考えているうちに足を拭き終わる。
「次は……そこだな。」
「はい。たいせいは、どうされますか。」
「……足を開け。」
「ぇーーかしこまりました。」
パカッとナーベラルが足を開くとそこはよほど汗をかいたのかビショビショに濡れていた。これでは流石に気持ち悪いだろう。
ナーベラルの顔が赤を通り越して黒っぽくなっていた。そりゃそうだ。こんな体制恥ずかしいに決まっている。だけどこういうよく見える体制にしないと童貞の鈴木悟ではどこを拭けばいいのかよく分からない。だから、出来るだけはやく終わらせてやりたい。
「では、行くぞ。」
ナーベラルのそこにタオルを当ててぱっくりと開いた桃の筋に沿らすようにタオルで汗を拭いて行く。この体制だと奥の方まで見えてーー
(って俺は何を考えているんだ!!無心!!無心だ!!この子は弐式炎雷さんの娘!!やましい気持ちなど持ってはいけない!!)
と、暴走する感情を理性によって押し込むことに成功しかけた時に。
「あっ……ああっ……んっ、ああっ……あっ……」
アインズの手の動きと連動する様に、甘ったるく人を誘惑する様な声がナーベラルから聞こえてくる。
(……………………………。)
今までギリギリ保っていた理性の限界を突破した事でアインズは腕の上下運動を繰り返すロボットになってしまった。当然、強さなど調節できない。
「ひあっ……やあぁ……ぃや…っ………ふあぁっ……ぁあっ!!」
先程とは比べられないほどナーベラルが痙攣し、その振動がアインズを正気に戻す。正気に戻ったアインズがナーベラルの顔を見ると嬉しそうにーー嬉しそう?に目の焦点が定まらない感じでにへら、と口をだらしなく弛緩させていた。やばい。
「大丈夫か!ナーベラル!!」
「だいじょうぶ、れす。あいんずさま、きもちぃです。」
「うん、全然大丈夫じゃないな」
ナーベラルがこんなエントマの様な甘い口調になるのは異常事態以外の何者でもないだろう。
「ひとまず全身拭き終わったので、これに着替えるといい。」
そう言ってナザリックから送られて来た寝間着を取り出してナーベラルに渡す。ナーベラルが力が入らずにうまく着られないと言うので、着付けを手伝ってやった。ふう。山は越えたな。あとは安静にして入れば治るはずだーー
「まずは足からいこうか。」
そう言ってアインズ様が私の足を丁寧に拭いていく。これは何たる不敬か。主人に足を拭かせるなどと普段だったらありえない。しかし何だか今日は特別主人に甘えたい気持ちでいっぱいだった。
主人が脹脛から腿まで丁寧に拭いてくれる。私はそれを心地よく享受していたーーどうかその上は見ないでください、と願いながら。そこは大変なことになっていた。触らなくてもわかる。粘性の高い透明の液体が奥の方からとめどなく溢れてきて止まらない。そう言った経験が無いから私がそういう体質なのかどうかは分からないが異常事態であった。
「次はそこだな。」
遂に来てしまったか。乾くまで待って欲しい気持ちもあるが主人の思いを無下にはできない。
「たいせいは、どうされますか。」
「足を開け」
「ぇーーー」
主人が口にしたのは、今私が最もしたくない体制であった。
足を開く?この状態で?そこは今とんでもないことになっている。それを開脚した状態で主人に拭かせるだと?一体どんな羞恥プレイなんだそれは。しかしーー
「ーーかしこまりました。」
ーー逆らうことは出来ない。主人もきっと嫌々拭いてくれている。それを効率的に終わらせるためにその要求をされているのだろう。なら私の恥などと言うくだらない理由でその提案を却下することは出来ない。
ぱかっと足を開いてそこを主人の近くへ持って行く。これはーーああ、なんたる恥辱か。この世にこんなにも恥ずかしいことが存在するとは。きっと今の私の顔は赤を通り越して黒くなっているに違いない。
「では行くぞ。」
主人が私の恥部にタオルを当てて拭いて行く。なんて気持ち良さだ。これまでの部分とは格が違う。
「あっ……ああっ……んっ、ああっ……あっ……」
そんな事を考えている余裕もなく私はみっともなく声を出してしまう。幻滅されただろうか。チラッとアインズ様の方に目をやるとアインズ様の手の動きが急に激しく私のそこを擦り始めた。あ、アインズ様!?ち、ちょっと待って下さい!!
「ひあっ……やあぁ……ぃや…っ………ふあぁっ……ぁあっ!!」
何も知らない生娘の様に声を荒げてしまう。いや何も知らない生娘なのだが。
や、やばい。このままではーー堕ちる。堕ちてしまう。なんとか抗わなくては。
「ナーベラル!大丈夫か!!」
アインズ様からお声が掛かる。心配されているのだろう。ここは心配させない為にもメイドらしくはっきりと返事をしよう。
「だいじょうぶ、れす。あいんずさま、きもちぃです。」
「うん、全然大丈夫じゃないな」
どうやらアインズ様から見た私は相当酷いものだったらしい。申し訳なさと気持ち良さが半々くらいの複雑な感情の中で私はアインズ様に服を着替えさせてもらった。
「こいつ、いい顔で寝るなあ。」
ナーベラルがアインズと同じ布団でスヤスヤと寝息を立てていた。病気という事でリングオブサステナンスを外して睡眠をさせて休養を取らせている。なぜ一緒に寝ているかというと、子供が風邪の時は一緒に寝てあげると落ち着くとやまいこさんから聞いていたからだ。アインズは種族的に睡眠が不可能なので前にソリュシャンにやった様に添い寝という形だが。
しかしこうやって見ると病気には見えない。顔色は先程とは打って変わって健康そのものであり、吐き出される息も小気味よく、くぅくぅと可愛らしい寝息を立てている。
「今日のナーベラルは随分と甘えて来たな。」
ナーベラルはアウラやマーレの様に甘えてくることはあまりない。精神年齢も見た目相応という事だろうか。
「もっと頼ってくれていいんだけどな…。」
何の気なしにナーベラルの頭を撫でると本当に嬉しそうに口元を綻ばせる。そのまま腕を枕にされてしまった。
「しかし、風土病か。他の奴らにもしっかりと注意喚起しておかないといけないな…。」
アインズはまた明日もこれをしなくてはならないという事実から目を背け、眠るナーベラルの頭を朝日が昇るまで撫で続けた。
「……治っただと?」
「はい。恐らくは完治したかと。」
「2〜3日掛かると聞いていたんだが。」
「いえ、むしろ病気になる前よりも好調です。やはりアインズ様の手厚い介護のお陰でしょうか。」
「ふむ…何故だろう。あとで少し聞いて見るか。まあ治ったならそれで構わない。仕事に出かけようか。」
「畏まりました!」
ナーベラルが力強く返事をする。
ーーいつかきっと、私を選んでもらえますように。
そんなささやかな願いを呟きながら。
ナーベラルの病気が1日で治った理由は作者のスタミナ切れです。
お疲れ様でした。本当に。ここまで読んでくださった貴方に最高の感謝を。