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【サッカー】

リオ世代の両翼・室屋&山中 「DMN」に負けん

2018年11月19日 紙面から

(左)キルギス戦に向けて調整する室屋(右)レギュラー奪取に意気込む山中=豊田スタジアムで(いずれも木戸佑撮影)

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 サッカー日本代表は18日、年内最後の国際親善試合となるキルギス戦(20日・豊田スタジアム)に向け、試合会場で冒頭の15分間以降は非公開で練習した。堂安、南野、中島の若手アタッカートリオが台頭する中、DF室屋成(24)=FC東京、DF山中亮輔(25)=横浜M=の両サイドバックが先発候補に浮上。「DMN」に負けじと、リオ世代の若手両翼がレギュラー奪取を狙う。

 リオ五輪世代の両翼が世代間融合をさらに加速させる。攻撃陣は堂安、南野、中島ら新世代が次々と台頭。両サイドバック(SB)の室屋、山中も、この波に乗って1月のアジア杯に向けたサバイバルレースを勝ち抜くつもりだ。酒井宏と長友が不動のSBを務めてきたが、その牙城を崩すためにも、アピールが不可欠。そのための武器は持っている。

 アップダウンをいとわない豊富な運動量の室屋は、対人能力の高さも兼ね備える。キルギス戦に向けて「次の相手はアジア杯を見据えた中で、守備を固めてくることも多いし、自分たちがボールを握る時間も長くなる。そういう相手を、どうやって崩していくのかが大事になる」と口にした。「SBだから守備が大事」と前置きした上で「縦に仕掛けるシーンでは、少しエゴだとしても自分の良さだと思うので、そういうシーンを積極的につくりたい」と力を込めた。

 山中は、高いクロスの精度とともに、今季リーグ戦で4得点を挙げるなど、魅力的な攻撃力を備えている。クラブでもセットプレーのキッカーを務める、その左足は大きな武器。「どうなるか分からないので、チャンスがあったらFKを狙いたい」。アピールに格好の舞台となるキルギス戦に向けて意欲を見せた。 (馬場康平)

 

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