日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が18日、オフ期間のトレーニングにヨガを取り入れるプランを明かした。レギュラー取りが期待される2年目に向けて準備に余念はない。
呼吸を意識しながら、じっと同じポーズをとり、自分の体と心と向き合う-。清宮が進化のヒントに導入を考えているのが中学時代にやっていたというヨガだ。「ウエート(トレ)もやってましたが、いろんな方面からアプローチしたいなと思ってやってました。柔軟性を高められるし体幹もものすごく使う。めっちゃ汗かくしホント疲れるんですよね」と当時を振り返る。
ヨガはストレッチ的な要素が多く柔軟性アップや、同じ姿勢をとることで体幹強化などが期待される。また、自分の体をより理解することにもつながり「体の使い方がまだまだ下手だと思う」と話す清宮にとってはうってつけだ。
これだけではない。「ヨガは呼吸がすごく大事だし難しい。打席でピッチャーとの呼吸につながるかなと思いながらやっていました」。呼吸はメンタルに及ぼす影響も大きく、投手との間合いを図ったり、タイミングを取ったりする上で重要な要素。今まで以上に「自分の間」で打席に入るためにも役立ちそうだ。
この日、千葉・鎌ケ谷で若手参加の秋季練習を打ち上げ、19日から自主トレ期間に入る。「オフは自分のことを細かいところまでできるんでしっかりやりたい。時間を浪費しないようにしたい」。実りのオフにすべく戦いはすでに始まっている。 (土屋善文)