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長野タカ狩りを知って 松本城で保存会が技実演
タカを使って狩りをする放鷹(ほうよう)術の実演をする「国宝松本城と鷹狩り」が十八日、松本市丸の内の国宝松本城本丸庭園であった。訪れた観光客ら約千八百人が鷹匠(たかじょう)の技を観賞した。 市と市教委が主催する同イベントは、昨年に続き二回目で、タカを飼育し技を仕込む鷹匠が松本藩にいた事実を広く知ってもらう目的。織田信長や徳川家康に仕えた鷹匠の技術を受け継ぐ諏訪流放鷹術保存会(東京都青梅市)の五人が実演。古代からタカ狩りに使われたとされるオオタカ四羽と、南米原産で人になれやすいハリスホーク一羽を用い技を披露した。 二人の鷹匠の腕から腕に飛び移る「振替(ふりかえ)」や鷹匠の腕から近くの木に飛び移る「渡り」などの技を披露。市民が放鷹術を体験する企画もあり、県内外から訪れた四人が参加。振替を体験し、タカを送り出す側と受け取る側を交互に行った。 振替を体験した長野市七二会のパート、石坂美紀さん(56)は「タカは丸い目で従順な様子だったのが意外とかわいかった。機会があればまたやってみたい」と話した。 (北村祥之) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
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