平成30年5月18日
- ワンガ・ナウル大統領と握手を交わす安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室) - 日・ナウル首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
本18日,午後6時30分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,第8回太平洋・島サミット(PALM8)出席のため福島県いわき市滞在中のバロン・ディバベシ・ワンガ・ナウル共和国大統領( H.E. Mr. Baron Divavesi WAQA, President of the Republic of Nauru)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 安倍総理大臣から,訪日を歓迎する旨述べるとともに,ナウルの独立50周年に対する祝意を表明しました。また,本年は日本とナウルの外交関係樹立50周年の節目の年であり,これを契機として二国間関係を強化したい旨述べました。さらに,明日のPALM8では海洋の安全保障,海上保安能力の向上や気候変動、防災等の地域の課題について充実した議論をしたい旨述べました。さらにアイウォ港整備のために2.5億円の無償資金協力を通じた支援を行う考えを表明し,ナウルの持続可能な発展を後押ししたい旨述べました。
- これに対し,ワンガ大統領から,アイウォ港はナウルにとっての一大事業であり,日本からの支援に感謝するとともに,ナウルは日本との友好関係を重視しており,国際社会において日本の立場を強く支持する旨発言がありました。
- 安倍総理大臣から,「自由で開かれたインド太平洋戦略」の下でナウルと連携・協力していきたい旨述べ,引き続き議論していくことで一致しました。
- この他,安倍総理大臣から,日本漁船の安定的な操業への配慮や拉致問題の早期解決に向けた協力を要請しました。ワンガ大統領は,拉致問題を含め北朝鮮に関する日本の立場を支持する旨述べました。