(cache)Oracle Java SE サポート・ロードマップ

Oracle Java SE サポート・ロードマップ


(2018年 9月25日更新)

オラクルは、公式アップデートの情報を含め、利用可能なメンテナンスとサポートのオプションを把握していただくために、この Oracle Java SE サポート・ロードマップを公開しています。 新しい Java SE のリリースモデル オラクルによる OpenJDK ビルドの提供について確認いただき、企業や個人での利用に対し最善の判断をしていただきたいと考えています。
   
以下のガイダンスは3種類の Java ユーザーに適用されます:

オラクルカスタマー. オラクルカスタマーは、次の1〜3のいずれかが有効であるオラクルのお客様です。 (1) Java SE Subscription または Java SE Desktop Subscription, (2) Java SE Advanced, Java SE Advanced Desktop, Java SE Suite のサポート契約, (3) 他のオラクル製品のために単独で利用する Java SE のサポートを受ける権利(参考:My.Oracle Support Note 1439822.1 - All Java SE Downloads on MOS – 英語、My Oracle Support へのログインが必要)

商用ユーザー. 商用ユーザーは、オラクルカスタマーではなく、第三者から供給または自ら開発した Java アプリケーションと共に Java SE をビジネス・商用・製品目的で利用する個人または団体です。

個人ユーザー. 個人ユーザーは、個人のデスクトップパソコンやノートパソコンで Java SE を利用する個人です。個人ユーザーには Oracle Java SE を、趣味や教育目的でのアプリケーション開発、ゲームや消費者向けに作られたアプリケーションの実行に使用する個人を含みます。

Oracle JDK とオラクルによる OpenJDK ビルド

Java SE 9より、 BCL で無償利用できる Oracle JDK の提供に加え、オラクルはオープンソースライセンス (Linux 同様)で利用できる OpenJDK のビルドの提供を開始しました。オラクルは現在、 Oracle JDK とオラクルによるOpenJDKビルドを交換可能にする作業を行っています ー 商用サポートや企業向け管理ツールを必要としない開発者や組織を対象。 Oracle Java SE 11 (18.9 LTS) より、 Oracle JDKはこれまでと同様に、開発やテスト、試作、デモンストレーション目的ではロイヤリティ・フリーで利用できます。2017年9月の案内にあるように、 Oracle JDK とオラクルによる OpenJDKビルドは Java SE 11およびそれ以降のリリースで交換可能になり、 Oracle JDK は主に商用およびサポートが必要なお客様向けとなり、オラクルによる OpenJDK ビルドは商用サポートや企業向け管理ツールを必要としない人向けとなります。より詳しい情報は、 Oracle JDK Releases for Java 11 and Later (英語) をご確認ください。

一般公開および Java SE サポートに関する以下の日付は、 Oracle Java SE バイナリ製品に含まれる Oracle JDK バイナリにのみ適用されます。オラクルが提供する OpenJDK バイナリの入手とコミュニティサポートについては jdk.java.netでご確認ください。
 

公式アップデートの終了

オラクルは、商用ユーザーと個人ユーザーに対して公開される Oracle Java SE のバージョンのアップデートを以下の表に従って提供します。「End of Public Update (公式アップデートの終了)」を迎えたバージョンの Java SE において、その後のアップデートはオラクルカスタマーのみが利用可能で、 My Oracle Support を介して入手可能であり、該当する場合は企業向け自動更新で入手することも可能です(参考:My.Oracle Support Note 1439822.1 - All Java SE Downloads on MOS – 英語、My Oracle Support へのログインが必要)。

自動更新(auto update)機能でデスクトップの Java SE 8 を後継のバージョンへ移行する計画はありません。これには Java Plugin と Java Web Start も含まれます。ブラウザでアクセスできるシステム JRE に頼るのではなく、アプリケーション開発者に対し Java SE 9 で導入されたパッケージングオプションを使用し 、開発した Java アプリケーションを、カスタムした独自ランタイムを含むスタンド・アローンアプリケーションとして再パッケージして配布することを推奨します。

オラクルは Java SE 8 の公式アップデートの提供と自動更新(auto update)を、個人ユーザーには2020年12月まで、商用ユーザーには2019年1月まで、引き続き提供します。

Java SE 公式アップデート

リリース 利用開始(GA)日 公式アップデート終了
(EoPU)日の通知
商用ユーザーの公式
アップデート終了日
個人ユーザーの公式
アップデート終了日

7 2011年7月 2014年3月 2015年4月

8 2014年3月 2017年9月 2019年1月**** 2020年12月****

9 (non‑LTS) 2017年9月 2017年9月 2018年3月

10 (18.3^)
(non‑LTS)
2018年3月 2018年3月 2018年9月

11とそれ以降
(non-LTS)
適用されません – 詳しくはこちら(英語)をご確認ください


Oracle Java SE 製品のリリース

オラクルは Oracle ライフタイム・サポート・ポリシー に記載されているように、 Oracle Java SE 製品に対する Oracle Premier Support をお客様に提供します。Java SE 8 より後の製品リリースでオラクルは3年ごとに長期サポート(Long-Term-Support:LTS)リリースを予定しています。Java SE 11(18.9 LTS)は LTS リリースです。Oracle Premier Support の non-LTS リリースは、直近の LTS リリースに対して機能拡張の実装が積み上げられたセットと見なされます。新しいフィーチャー・リリースが利用可能となると、これまでの non-LTS リリースは置き換えられたものとみなされます。例えば、 Java SE 9 は non-LTS リリースでしたが、Java SE 10 (non-LTS) に置き換えられ、Java SE 10 もまたすぐに Java SE 11 に置き換えられます。しかし Java SE 11 は LTS リリースなので、オラクルカスタマーは Java SE 12 がリリースされた後も Oracle Premier Support と定期的なアップデートリリースを受けることができます。

Oracle Java SE 製品の主要な日付の例を次に示します:

Oracle Java SE サポート・ロードマップ *†

リリース 利用開始(GA)日 Premier Support
期限**
Extended Support
期限**
Sustaining
Support**

6 2006年12月 2015年12月 2018年12月 無期限

7 2011年7月 2019年7月 2022年7月 無期限

8 2014年3月 2022年3月 2025年3月 無期限

9 (non‑LTS) 2017年9月 2018年3月 設定なし 無期限

10 (18.3^)(non‑LTS) 2018年3月 2018年9月 設定なし 無期限

11 (18.9^ LTS) 2018年9月 2023年9月 2026年9月 無期限

12 (19.3^ non‑LTS) 2019年3月*** 2019年9月 設定なし 無期限

Web デプロイメント・テクノロジーおよび Java FX

JRE にバンドルされた Java Plugin と Java Web Start からなる Web デプロイメント・テクノロジーは、5年間の Premier Support のみと、サポート期間が短くなっています。このデプロイメント・スタックは Java SE 9 および Java SE 10 で非推奨(deprecated)指定と削除のフラグが付けられました。Oracle Java SE 11 とそれ移行のバージョンで、このデプロイメント・スタックは含まれません。Java SE 8 はデプロイメント・スタックの最後のリリースとなるため(Java SE 9 と Java SE 10 が non-LTS であることが前提)、オラクルは Java SE 8 の Extended Support の終了(2025年3月)まで、Java SE 8 の Java Web Start のサポート期間を延長しました。Java Plugin(Java Applets) のサポートは変更なく、2019年3月までです。

Java SE 8 よりも前のバージョンにはすでにデプロイメント・スタックが含まれておらず、 Java SE 9は延長サポートが終了しており、 Java SE 10 も2018年9月に延長サポートが終了するため、 Java SE 8 が推奨される唯一サポートされたデプロイメント・スタックを搭載するバージョンです。 Java SE 8 デプロイメント・スタックは Windows プラットフォーム上で Java SE 6 や Java SE 7 アプリケーションを実行するために使用できます。Java デプロイメントテクノロジーは Java SE 8 よりも後のバージョンではサポートされません。詳細は Oracle ライフタイム・サポート・ポリシー をご確認ください。

JavaFX はオープンソース化 され、 JDK に含まれる形ではなく、スタンド・アローンライブラリとして利用できるよう再設計されました。Java SE 11(18.9) から、 JavaFX は Oracle JDK に含まれなくなります 。Java SE 8 での JavaFXのサポートは Premier Support の期間(2022年3月まで)引き続き提供されます。

Web デプロイメント・テクノロジーと JavaFX のサポート期間*

バージョン 利用開始(GA)日 Java Web Start
サポート期限
Java Plugin (Applets)
サポート期限
JavaFX
サポート期限

6 2006年12月 2017年10月 2017年10月 非搭載

7 2011年7月 2017年10月 2017年10月 2019年7月

8 2014年3月 2025年3月**** 2019年3月 2022年3月

9 とそれ以降   非搭載 非搭載 非搭載


* Oracle Java SE 製品に関する日付は、サポートポリシーを示すための一例として提供されています。最新の情報は Oracle ライフタイム・サポート・ポリシー を参照してください。Java SE に依存するオラクル製品によってはタイムラインが異なる場合があります(参考:My Oracle Support Note 1612709.1 - 他の Oracle 製品の一部として Java SE を利用する場合の Java SE サポートについて – My Oracle Supportへのログインが必要)

** これらのサポートの予定表は、 Java のクライアントおよびサーバのデプロイメントに対して適用されます。ただし Web デプロイメント・テクノロジーと JavaFX は含まれません。これらの機能に対するより詳しい情報は以下を参照してください。

*** LTS 指定と日付は変更される可能性があります。

**** もしくはそれ以降

^ 2018年3月の Java SE 10 (18.3) より、 Oracle JDK には Java SE ベンダーバージョン・ストリングにリリースの年と月が “年年.月” 形式で含まれます。

† デプロイメント・テクノロジーと JavaFX を除きます。それらについては、別のセクションで記述します。



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