月組トップ娘役・愛希れいか 退団記者会見
2018/01/16
1月16日(火)、月組トップ娘役・愛希れいかが、ミュージカル『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』(宝塚大劇場:2018年8月24日~10月1日、東京宝塚劇場:2018年10月19日~11月18日)をもって退団する事を発表し、記者会見を行いました。
小川友次(宝塚歌劇団理事長)
「愛希れいかが、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』の東京宝塚劇場公演千秋楽をもって退団いたします。彼女は踊りに加え、芝居、歌唱にも研きがかかり、いまや宝塚歌劇団を代表する娘役に成長してくれました。退団のその日まで、さらに高みを目指し、後輩たちにとっての“憧れの娘役”を極めてほしいと思います。」
愛希れいか
「11月18日の東京宝塚劇場公演千秋楽をもちまして、卒業させていただくことになりました。私をいつも温かく応援してくださるファンの皆さまや、私のみならず月組を、そして宝塚歌劇をいつも守り立ててくださる皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ公演はございますので、最後の日まで精一杯務めてまいります。」
~退団を決意したきっかけ~
「『1789 -バスティーユの恋人たち-』のマリー・アントワネット役がターニングポイントです。この公演でいろいろなことを学び、娘役として新たなことに挑戦してみたいという気持ちになりました。それと同時に、これ以上の幸せはないかもしれないと感じ、卒業を意識しはじめました。」
~相手役への想い~
「龍(真咲)さんは、男役から娘役に転向したばかりの何もできない私に、さまざまなことを根気強く教え、導いてくださった“恩師”のような方です。珠城(りょう)さんとは音楽学校時代からのご縁で、卒業をお伝えしたときには労いのお言葉をいただき、胸がいっぱいになりました。お二人とご一緒できて、本当に幸せでした。」
~目指した娘役像~
「伝統的な清楚で可憐な娘役を追求してきました。その中で、『All for One』のルイ14世のような、男役を経験した私だからこそできる、さらなる可能性を感じていただける娘役でありたいと思ってきました。」
~宝塚人生を振り返って~
「この場所で、たくさん思い出が詰まった時間を過ごしました。宝塚歌劇が好きだという気持ちが大きく、どんな時も“待ってくださっているお客様がいる”ということが私の原動力になりました。本当にありがとうございました。」
愛希れいかプロフィール
福井県坂井市出身 坂井中学出身
2007年4月 宝塚音楽学校入学
2009年3月 宝塚音楽学校卒業、宝塚歌劇団入団
2009年4月 『Amour それは・・・』で初舞台
2009年5月 月組に配属
2012年6月 月組トップ娘役に就任
主な舞台歴 ※劇場名のないものは全て宝塚大劇場公演
2009年4~5月
『Amour それは・・・』で初舞台
2010年4~5月
『THE SCARLET PIMPERNEL』ルイ・シャルル/(新人公演)ベン
2011年7~8月
『アルジェの男』フランソワーズ/(新人公演)サビーヌ ※新人公演初ヒロイン
2011年11月
『アリスの恋人』(バウホール)アリス ※初ヒロイン
2012年6~7月
『ロミオとジュリエット』ジュリエット
2012年10~11月
『愛するには短すぎる』(全国ツアー)バーバラ・オブライエン
2013年1~2月
『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』ロザリー
2013年5月
『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場)サリー・スミス
2013年7~8月
『ルパン -ARSÈNE LUPIN-』カーラ・ド・レルヌ
2013年11~12月
『JIN-仁-』(全国ツアー)橘咲/結命
2014年1月
『風と共に去りぬ』(梅田芸術劇場)メラニー・ハミルトン
2014年3~4月
『宝塚をどり』『明日への指針』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 ※100周年記念作品
2014年9~11月
『PUCK』ハーミア
2015年4~6月
『1789-バスティーユの恋人たち-』マリー・アントワネット
2015年11~12月
『舞音-MANON-』ファン・トゥイ・リエン(マノン)
2016年3~4月
『激情』(全国ツアー)カルメン
2016年6~7月
『NOBUNAGA<信長>-下天の夢-』帰蝶
2016年10月
『アーサー王伝説』(文京シビック)グィネヴィア
2017年1月
『グランドホテル』エリザヴェッタ・グルーシンスカヤ
2017年5月
『長崎しぐれ坂』(博多座)おしま
2017年7~8月
『All for One』ルイ14世
2017年11~12月
『鳳凰伝』(全国ツアー)トゥーランドット
今後の予定
(1)2018年2月9日(金)~3月12日(月)<宝塚大劇場>
ミュージカル・プレイ『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 脚本・演出/石田昌也
ショー・テント・タカラヅカ『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 作・演出/上田久美子
(2)2018年3月30日(金)~5月6日(日)<東京宝塚劇場>
演目は(1)と同じ
(3)2018年7月1日(日)~7月7日(土)<宝塚バウホール>
キューティーステージ『愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-』 作・演出/齋藤吉正
(4)2018年8月24日(金)~10月1日(月)<宝塚大劇場>
ミュージカル『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 潤色・演出/小池修一郎
(5)2018年10月19日(金)~11月18日(日)<東京宝塚劇場>
演目は(4)と同じ