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「最初目指していた音楽性は、小沢健二さんとかフリッパーズ・ギター」
――言葉をはっきり伝えるあいみょんさんの楽曲からは、フォークソングや歌謡曲の影響を感じます。ルーツとしてはどんな音楽を聴いてこられたのですか。
あいみょん:浜田省吾さん、フリッパーズ・ギター、小沢健二さんとか、特に男性のシンガーソングライターが好きです。性も違うので、自分とは真逆の感性でいろいろ言葉を選んで書くから、すごいなって思って。それから比喩表現が上手なアーティストさんが好きで、平井堅さんの歌詞も好きです。浜田省吾さんを知ったきっかけは、音響の仕事をやっているお父さんなんですよ。それで私も聴くようになって、たまたまお父さんの部屋にこっそり入ったら小沢健二さんの『LIFE』があって……と、広がっていきました。ホントに最初目指していた音楽性は、小沢健二さんとかフリッパーズ・ギターみたいなものだったんですよ。でも、できへんと思って……。自分には絶対にできへんからこそ、強く惹かれているのかもしれないですね。
――なるほど、あいみょんさんの楽曲にも、フリッパーズにも通じるようなポップさ、洒脱な要素はありますね。ただ、やはり言葉の印象が強い。
あいみょん:グッとくるのはやっぱり言葉なんです。メロディーもすごく大切なんですけど、それだけ聴いてグッとくるというのはあまりなくて。なんか、ハッ!とさせられる言葉を聴いたときには、“この人は人間なんやな”って思ったりして、感動するんです。浜田省吾さんだったら「もうひとつの土曜日」が好きで、三角関係の曲なんですけど、言葉の掛け合いとか、その歌詞だけでその場面が頭に想像できるような言葉選びをされるから、いや~グッとくるな、と思って。
――ご自身で歌詞を書くときにも、場面や情景が見えるように、ということは考えますか。
あいみょん:そうですね。わりと頭の中で妄想しながら作っているので、物語の情景を頭に描きつつ書いている気がします。ストーリーはあるかもしれないです。例えば映画や本から着想を得ることもありますが、友だちと話しているときとか電車に乗っているときにキョロキョロして、それで、知らないカップルを見たりすると、わりとフレーズが出てきたりします。『憎まれっ子世に憚る』だと4曲目の「泥だんごの天才いたよね」なんか、電車でたまたま見かけた小学生くらいの女の子がチュッパチャプス舐めながら足組んでいる姿が様になっていて、そこから妄想が膨らんでできました(笑)。
――東京と地元・兵庫県西宮市では見える風景も違うと思いますけど、具体的な場所からイメージを広げていくこともありますか。
あいみょん:地元のことは大好きなんですけど、それはあんまりないんですよね。なんでやろ……東京で見たことでは書けるんですよ。多分、東京って知らんことばっかりで、常に新しいことがどんどん入ってくるからでしょうね。私、何に対してもすぐにリアクションをしちゃうタイプなので。特に浅草が好きで、「好きって言ってよ」は、まさに浅草のかっぱ橋道具街を舞台に、そこで包丁を買って……という歌ですね。
――〈切れ味は最高だわ〉という歌詞もすごいですよね。ストーリーは、三角関係?
あいみょん:三角関係です。周りの友だちで三角関係だった子がけっこういるので、そういう話からイメージが膨らみますね。
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